吉沢亮が主演を務め、李相日が監督を務めた映画「国宝」の最新映像となる特報(https://youtu.be/B4VjEUcWAJU)が公開された。
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人気作家・吉田修一氏の最高傑作と呼び声の高い「国宝」は、吉田氏自身が3年間にわたり歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験を血肉にして書き上げた渾身の作品。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描く。吉沢のほか、横浜流星、渡辺謙、高畑充希、寺島しのぶ、田中泯、森七菜、見上愛、永瀬正敏、宮澤エマ、黒川想矢、越山敬達、三浦貴大、嶋田久作らが共演している。
メガホンをとったのは、「フラガール」(06)で第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞を受賞した李監督。初めて吉田修一作品に挑んだ「悪人」(10 )は、日本アカデミー賞をはじめ国内の映画賞を総なめにし、海外でも高い評価を得た。
脚本は、相米慎二監督の「お引越し」(93)で脚本家デビューし、「八日目の蝉」(11)、「コーヒーが冷めないうちに」(18)などに加えて、アニメ映画「時をかける少女」(06)、「サマーウォーズ」(09)、「おおかみこどもの雨と雪」(12)を手掛けた奥寺佐渡子が執筆。撮影は、「アデル、ブルーは熱い色」で第66回カンヌ国際映画祭パルムドールを獲得したソフィアン・エル・ファニが担当した。
特報の冒頭では、赤い着物に身を包み、美しい白塗り姿で堂々とセリに立つ喜久雄(吉沢)の姿がとらえられ、運命の刻と心臓の鼓動が鳴り響く中、「藤娘」の幕が上がっていく。
抗争によって父を亡くした任侠出身の喜久雄は、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺)に引き取られ、歌舞伎という新しい世界を知る。半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介(横浜)と出会い、生い立ちも才能も異なる2人はライバルとして互いに高め合い、芸に青春を捧げていく。しかし、多くの出会いと別れが運命の歯車を狂わせていく。
映像では、運命に翻弄されながら、激動の時代を駆け上がっていく喜久雄の姿が描かれ、原作者である吉田氏が「100年に一本の壮大な芸道映画」と認めた本作の一部を垣間見ることができる。
「国宝」は6月6日から全国公開。
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国宝
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(C)吉田修一/朝日新聞出版(C)2025映画「国宝」製作委員会