亡くなった長男あてにかかってきた電話「切ったあとじんわり腹がたってきて」

提供:Ameba News/ブログ発

「授かった3人の息子は、それぞれタイプの異なる障害児だった」エッセイストの佐々木志穂美さんがオフィシャルブログをスタート。長男は重症心身障害で平成22年1月に逝去。次男は高機能自閉症、三男は知的な遅れがある自閉症、ブログでは息子たちとの日常や障害を持つ子どもの親目線のエピソードなどをつづっている。

■亡くなった長男あてにかかってきた電話

23日に更新されたブログでは、長男が20歳で腸閉塞を起こし、急死して間もないころ、若い女性から「長男くんいますか?」と電話がかかってきたことを振り返った。長男は、幼いころから重症心身障害で、ずっと闘病していたため「長男にかかってくるわけもなくあきらかに詐欺かデート商法のたぐいでしょう」とコメント。「どちらさまですか?なんのご用件ですか?」と尋ねると「長男くんいるんですか いないんですか かわってください」と言われたという。「いませんけど」と伝えると切れてしまったと回想した。

【画像】佐々木さんブログヘッダー

■一番大きな後悔

ブログでは続けて、電話を切ったあと「じんわり腹がたってきて ああ…“今死んだばかりだよ あんた呪われるよ” と言ってやればよかった」と思ったことを明かした。そして亡くなった長男を想い「あなたのような知り合いなどいない闘病だらけの生活でした あなたのような若いお嬢さんが接してくれたらどんなにうれしかったでしょう」とコメント。

それから数日して「まるきり普通の20歳の息子に友人の女の子からかかってきたかのようにしゃべればよかった」と思ったといい「そしたらその会話のあいだだけ 私は生きている元気な20歳の男の子のおかあさんになれたのになと一番大きな後悔をしたのでした」と告白した。

ブログでは息子たちとの日常や障害を持つ子どもの親目線のエピソードなどをつづっている。

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編集AmebaNews編集部

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