提供:Ameba News/ブログ発
20代で乳がんを患った妻・千恵さんが、みそ汁づくりを通して幼い娘に生きる力を伝えようとしたノンフィクション『はなちゃんのみそ汁』(文藝春秋)の著者・安武信吾さんがアメブロを開設。2008年7月に千恵さんが死去してから15年。ブログでは、大学生になった娘との日常を中心に、千恵さんが生前につづったブログを振り返りながら発信している。
■妻が生前書いていたブログ
3日に更新したブログでは、昨年2月に妻との死別、喪失感からの再生をつづった「はなちゃんのみそ汁 青春篇」(文藝春秋)を出版したことを報告。妻の千恵さんが生前書いたブログ「早寝早起き玄米生活」を紐解きながら執筆したといい「ブログを遺してくれた妻に感謝したい」とコメントしていた。
■「がんは治る。必ず」という千恵さんの言葉
同ブログでは続けて、2006年12月9日に更新された千恵さんのブログを紹介。千恵さんは当時の病状について「今、私が抱えているがんは、両肺と肝臓に星の数ほど」「しかも、全身に転移したがんだ」「肺のリンパ、それから骨に数箇所。正確に数にすると、どれだけあるんだっていうくらい」と説明。そして「誰が治らないと決めたのだろうか」「がんは治る。必ず」と強い想いを記していた。
このブログに対して安武さんは「僕には“死んでたまるか”と叫んでいるように感じる」とコメントしている。