リオ五輪男子柔道100キロ超級で、五輪二連覇を達成したテディ・リネール(27)に対し、ツイッターで批判が殺到中だ。リネールは、原沢久喜(24)との決勝戦で「指導」ポイントでリードした後、まともに組み合わずそのまま時間切れとなり、優勝。会場からはブーイングも寄せられた。
リネールは「絶対王者」とも言われる存在で、12日に放送された『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、格闘技に造詣が深い長嶋一茂氏から「カレリンに次ぐ」といった評価をされた。
カレリンとは、「霊長類最強の男」と言われたロシアの元レスリング選手で、五輪では3大会連続金メダルを獲得している。長嶋氏が、リネールもカレリンに匹敵する選手と見ていたほどだ。
そんな選手であるにもかかわらず消極的な試合を見せたことから、批判が殺到。リネールは、
「DOUBLE CHAMPION OLYMPIQUE!!!!!!!!! #RIO2016 #espritbleu @FranceOlympique」
このように(オリンピック二連覇!!!!!!!)とツイートし、満面の笑顔の写真を公開。約17000のRTと14500の「いいね」がつくほどだった。
フランス語のコメントは祝福のものが多かったが、その後英語や日本語で寄せられるコメントは批判が多かった。
〈金メダルおめでとうございます。 ただあの試合を見て「あなたのようになりたい」とか「柔道はすごい」とか「柔道を始めたい」という子供たちはいないと思います。 あなたの目的はまだ金メダルを取ることですか?〉
このような意見のほか、きつい言葉での罵りも。さらには、2000年シドニー五輪の柔道100kg超級では「世紀の誤審」により篠原信一がダビド・ドゥイエに負けたことを持ちだす人も。というのも、ドゥイエもフランス代表だったからだ。
その一方、日本人の中には、「頭のおかしい日本人があなたに絡んで申し訳ない」と英語でお詫びする人も登場している。
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