4月26日(土) 18:40
厚生労働省によると、フランチャイズ・スーパーバイザーは「その他の営業・販売関連事務の職業」に分類されています。2023年の「賃金構造基本統計調査」によると「営業・販売事務従事者」の平均年収は表1の通りです。
表1
企業規模 | 年齢 | 勤続年数 | 年収 |
---|---|---|---|
企業規模計
(10人以上) |
40.9歳 | 10.9年 | 455万8100円 |
1000人以上 | 41.7歳 | 12.6年 | 517万8600円 |
100~999人 | 39.6歳 | 10.5年 | 447万2600円 |
10~99人 | 42.0歳 | 9.3年 | 392万3100円 |
※e-Stat 政府統計の総合窓口「賃金構造基本統計調査(2023年)」を基に筆者作成
コンビニのスーパーバイザーは、店舗を巡回して経営指導をおこなったり売り上げを管理したりすると同時に、本部とのパイプ役としての役割も果たしているようです。具体的には、以下のような仕事内容となります。
・本部の経営方針を店舗のオーナーに伝える
・店舗の売り上げを確認して本部へ報告する
・経営計画についてオーナーと話し合う
・商品の仕入れや従業員の教育などについて助言や指導をおこなう
・従業員の労働環境を確認し、必要であれば改善のための支援をおこなう
・イベントの補助をおこなう
スーパーバイザーの働き方としては週休二日制の場合が多いようですが、コンビニが忙しくなりやすい土日祝日や、アクシデントが発生すれば夜間に出勤することもあると考えられます。
コンビニのスーパーバイザーになるには、まずはフランチャイズ本部への入社が必要とされているようです。スーパーバイザー要員としての適性を認められて採用されると、店舗に配属されてスーパーバイザーになるための教育を受けることになります。
必須とされている資格はないようですが「販売士」などの資格を取得していると、仕事に役立つ可能性があります。
また、店舗のオーナーと円滑にコミュニケーションをとれる能力や、強いリーダーシップなどが求められる仕事でもあると考えられます。
厚生労働省の調査では、スーパーバイザーは「営業・販売事務従事者」に分類され、平均年収は455万8100円ということでした。
今回の事例のような「コンビニのスーパーバイザー」には、本部と店舗のパイプ役となる役割があるだけでなく、従業員の労働環境の改善やイベントの補助など、さまざまな業務があるようです。
必須となる資格はないようですが、販売士などの資格を持っていると仕事に役立つ可能性があります。
厚生労働省 職業情報提供サイト jobtagフランチャイズチェーン・スーパーバイザー
e-Stat 政府統計の総合窓口賃金構造基本統計調査(2023年)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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