CHANELのショートフィルムコンペで首藤凜、田中さくら、古川葵の3監督に決定

田中さくら監督

CHANELのショートフィルムコンペで首藤凜、田中さくら、古川葵の3監督に決定

4月24日(木) 7:00

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CHANEL(シャネル)と是枝裕和監督とのメンターシッププログラム「CHANEL AND CINEMATOKYO LIGHTS」が、マスタークラスの全セッション参加者によるショートフィルムコンペティションを実施し、首藤凜、田中さくら、古川葵の3監督の作品が受賞作に決定した。

昨年11月27日、28日の2日間にわたり開催された同プログラムのマスタークラス。映画界の未来を担う若手クリエイターの支援を目的に立ち上げられた新たなプログラムで、厳正なる選考を経て招待された参加者を対象に、学びの機会を提供。期間中は是枝監督をはじめ、西川美和監督、そしてティルダ・スウィントン、役所広司、安藤サクラという国内外を代表する映画人たちによる講義と、双方向で実践的なワークショップが行われた。そして、全セッション参加者に応募資格が与えられ、希望者はショートフィルムの脚本を提出。是枝監督、日本の映画界を牽引する面々が書類および面接による厳正な審査を行った。

田中さくら監督は、全編16㎜フィルムで撮影した「夢見るペトロ」で第16回田辺・弁慶映画祭の審査員特別賞と俳優賞(主演:紗葉)を獲得。テアトル新宿で2023年8月に開催された「田辺・弁慶映画祭セレクション2023」内の「田中さくら監督特集」は3日間満席を記録した。そして“薄暮の旅路”と題して24年3月2日から2週間、東京のシアター・イメージフォーラムで、「夢見るペトロ」と新作短編「いつもうしろに」が単独公開され、注目を集めていた。

今回の受賞を受けて田中監督は「このような素晴らしい機会をいただき、心より感謝申し上げます。ここまで歩んできた道が今回の挑戦につながっていたのだと実感しています。世界へ挑む新たな一歩としてより多くの人に映画を観ていただけるよう豊かな作品づくりをしたいと思います」とコメント。

首藤監督は「マスタークラスでも話題になりましたが、制作資金や環境が整わなければ撮影に入れない映画の世界において、特に駆け出しの監督は実践的な学びの場が得られにくい状況にあります。貴重な機会をいただき大変感謝しております。面白い作品になるようがんばります」、古川監督は「この度は、制作の機会をくださりありがとうございます。マスタークラスでの発見を持ち寄ってみなさんと面白い短編作品を作りたいと思います!」とそれぞれ受賞の喜びと抱負をコメントしている。

3監督は、CHANELおよび映画界の第一線で活躍するクリエイターや各分野の専門家から、ショートフィルム制作のサポートを受けることができる。完成した作品は2026年に東京とパリで上映される予定。シャネルはこの継続的な「CHANEL AND CINEMATOKYO LIGHTS」を通じ、創造性あふれる表現を育み、日本と世界のアーティスティックなコミュニティの発展を支えていくとしている。

【作品情報】
夢見るペトロ

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