【写真】嵩(木村優来)に水を差し出すのぶ(永瀬ゆずな)
今田美桜が主人公を務める連続テレビ小説「あんぱん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。4月7日からの第2週「フシアワセさん今日は」では、前週に引き続きヒロイン・朝田のぶと夫・柳井嵩の幼少期が描かれている。(以下、ネタバレがあります)
■漫画家・やなせたかしと小松暢夫妻が「アンパンマン」にたどり着くまで
連続テレビ小説、第112作目となる本作は「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと小松暢夫妻をモデルにしたオリジナル作品。
戦前、戦中、戦後と激動の時代を生きたやなせと、やなせと共に生き、彼をけん引し続けた“ハチキンおのぶ”こと暢が、あらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでの人生を描いた物語。
主人公・朝田のぶ役を今田が、夫・柳井嵩役を北村匠海が務め、脚本は連続テレビ小説「花子とアン」、大河ドラマ「西郷どん」の中園ミホが担当している。
第2週は、のぶ(永瀬ゆずな)の父・結太郎(加瀬亮)が亡くなった朝田家の奮闘ぶりにフォーカスした内容になっている。
■実の母から「親戚の子」と呼ばれる嵩
4月11日放送の第10回は、嵩(木村優来)が一人で高知まで、母・登美子(松嶋菜々子)に会いに行ったところからスタート。久々の母子の再会、それは嵩が思っていたものとはかなり違った。登美子は会うやいなや「何しにきたの?」と少し厳しい口調で問う。
そんな登美子に嵩は「ずっと会いたかった」と言うのだが、途中でやってきた再婚相手と思われる人に対して登美子は「突然、親戚の子が訪ねてきて」という始末。さらには、見知らぬ子から「お母さん」と呼ばれているのだった。
この事態を飲み込めない嵩を登美子は抱きしめながら「嵩、いい?ここに来ちゃもういけないの!」と厳しく一言。さらに「このお金で何か食べてから帰りなさい」と告げたのだが、そのお金を嵩は払い除けて、走り出してしまった。
■羽多子、のぶを連れ出す
町では、嵩が一人で歩いて高知まで行ったことが話題に。
のぶは「うちのせいや…」と反省。そんなのぶに母・羽多子(江口のりこ)は「1個でも売れたら儲けもんや」とアンパンを売りにいくことを提案した。
そして、2人は道にへたり込む嵩を発見。嵩は羽多子とのぶが見守る中、アンパンを夢中で頬張った。そして、食べ終わると嵩は「ありがとうございました!」と元気に歩き出した。これを見て、のぶも安堵の表情を浮かべた。
■嵩の決意に視聴者は…
家に帰るなり「心配かけて、すみませんでした!」と素直に謝罪する嵩。これに対して、寛(竹野内豊)は「ちょっとした冒険やったな」と温かく受け入れたのであった。そして、嵩は母を描いたスケッチをビリビリに破く。それは、嵩なりに、母と別れることを決意した瞬間だった。
年月は流れ、1943年。のぶ(今田)は高等女学校5年生、嵩(北村匠海)は、漫画が好きな中学5年生に成長したシーンで、放送は終了した。
今回の放送内容に視聴者からは「嵩、前を向いて偉い」「悲しいことも乗り越えて、前へと進む姿に元気がもらえた」などの声が寄せられた。
◆文=於ありさ
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