ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』より
4月10日(木) 3:00
練馬ジムによるマンガを原作に、2024年1月に東海テレビ・フジテレビ系の土ドラ枠で放送されるやいなや、「TVer」初回再生数が1週間で89万回を達成し、東海テレビ制作史上歴代1位(2024年1月当時)となる記録を打ち立てた『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』こと“おっパン”。このたび映画化が決定し、7月4日(金) に公開されるが、本記事では劇中に登場する沖田家の顔ぶれをドラマから紐解き紹介する。
本作は、世間の古い常識や偏見で凝り固まった昭和の“おっさん”がLGBTQ+、推し活、二次元LOVE、メンズブラ……といった新しい“常識”に出会ったことで、少しずつアップデートしていくロールプレイングドラマとして話題を呼んだ。映画でも“おっパン”ファミリーが総登場し、新たなアップデートに挑むオリジナルストーリーが展開される。
主人公の沖田誠(原田泰造)は、家族のために頑張ってきたつもりだったが、家族からは嫌われ、会社でも疎まれていた。ある時、家族は皆、趣味や好きなことに打ち込んでいるのに、自分には何もないのではないかと悩んでいると、ゲイの大学生・五十嵐大地(中島颯太)から「趣味は家族ですね!何を大切にするかは自分で決めれば良いんじゃないですか?」(ドラマ1話)と言われ、家族のために昭和の価値観から“アップデート”することを決意する。そして次第に家族との関係も変わっていく……。
誠の妻・美香(富田靖子)は、多国籍アイドルグループ「LANDOM」のメンバー・ソジュンの熱狂的なファン。家でも誠の話そっちのけでライブDVDを観るなど推し活に励んでいる。そんな美香がLANDOMを好きになったのには深い理由があるという。息子の翔(城桧吏)が部屋に引きこもりがちになってしまったにも関わらず、誠は家族のことに向き合おうとせず、美香はひとりで他の母親と比べて悩んでいた。そんな時、テレビで流れていたLANDOMのキラキラした姿が美香の悩みを吹き飛ばし、救ってくれたのだと誠に打ち明けた。
翔は、男らしさよりも「可愛いもの」が好きと漠然と思っているが、自分自身も「自分が何者なのか」がわからず、さらには周りに打ち明けることもできず、部屋に引きこもるようになっていた。しかし、大地との出会いやアップデートした誠と接するうちに学校へ行けるようになる。そしてギャル3人衆や、メイク好きの女子、所属している野球部の同級生たちと関わるうちに、「可愛い」を追求するためにメイクの専門学校へ行き、勉強がしたいという目標を見つけることができた。映画でも翔を変えた同級生たちが登場する。
娘・萌(大原梓)は、マンガをこよなく愛し、BLの二次創作に勤しむ大学生。国内最大級の同人誌イベント・コミックカーニバルに出品した際には、「大胸筋デカパイン」先生として完売するなど界隈で名を馳せている。コミカの日に熱が出てしまった萌の代わりに誠が参加したことで、萌は少しずつアップデートしていく誠へ信頼を寄せるようになった。
なお6月28日(土) には、映画公開を記念したスペシャルドラマが放送される予定だ。
<作品情報>
『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』
7月4日(金) 公開
公式サイト:
https://gaga.ne.jp/oppan-movie/
(C)練馬ジム | LINEマンガ・2025 映画「おっパン」製作委員会