婚活パーティーで出会って結婚した、まきさんとなお(なおまさ)さん。そんな2人は赤ちゃんを授かりました。まきさんは妊娠中、育児ノイローゼを乗り越えた3児のママで、親友のさきさんから「お母さんの意思での里帰りは苦労する」と言われますが、母親との関係に悩んできたにもかかわらず、里帰り期間中くらい仲良くできるはずと楽観的だったのです。無事に娘・ほのかちゃんを出産して、里帰り生活が始まると、まきさんの不安が的中。母親に夜中のテレビの音を控えてほしいと意見したのをきっかけに、罵声を浴びせられます。さらに、父親は孫に一切興味を持たず、育児に非協力的。そんな我慢が多く苦しかった里帰りを終えて、念願の自宅へ帰宅すると、今度はなおさんの行動に苛立ちを覚えます。子どもができたことで、夜勤のない仕事へと転職したなおさん。有給休暇の消化で1日中家にいる日が続いても、最低限の家事・育児しかしないなおさんに、言いたいことは山ほどあるのに、まきさんは自分の意見を言えず我慢してしまい……。
夫の有休は終わり、私のワンオペ育児再開!夫は、はたから見れば、とてもいい父親に見えます。



















※マンガでは赤ちゃんが抱っこひもから見えていませんが、呼吸が苦しかったり、転落のおそれがあったりしないよう、ベルトの位置を装着のたびにきちんと調節し、安全に使用しましょう。取扱説明書をよく読み、正しい使い方をすることが大切です。



家族でお出かけの日、準備はすべてまきさんがしているにもかかわらず、一歩外へ出ると、育児に積極的な姿に見える夫・なおさん。
そんななおさんの1カ月の有給休暇が終わり、転職先への初出勤の日になりました。
いざ、ひとりになると心細さを感じるまきさん。
日中、児童館へ行って過ごそうと考えますが、この時期は新型感染症の影響でどこも閉館。まだ公園で遊ばせるには早い娘を連れて、ひたすら散歩する毎日に、まきさんは不安と孤独を感じるのでした。
出産後、育児が本格的になると、幼い子どもと2人きりで、周囲から孤立しているかのように感じてしまうことはありがちでしょう。さらに、新型感染症の影響で、気軽に人に会いづらくなった時期のことは記憶に新しいと思います。このころは、以前より孤立感が増したと思う子育て中のママも多かったはずです。まきさんが、孤独を感じず前向きに育児を楽しめるよう、夫には家庭内でも積極的に動いてほしいところですね。
夫や家族に相談できない、けれど不安……。そんなときは、ひとりで抱え込まず、行政のサポートに相談してみてもいいかもしれませんね。
#いのちSOS(特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク)
https://www.lifelink.or.jp/inochisos/
よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
https://www.since2011.net/yorisoi/
いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)
https://www.inochinodenwa.org/?page_id=267
まとめサイト(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/soudan_tel.html
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監修者・著者:助産師 松田玲子 医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
著者:マンガ家・イラストレーター きくちまき
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