5代目ジェームズ・ボンド俳優のピアース・ブロスナンは、007の次なる継承者に期待を寄せている。
ブロスナンは、1995年の「007 ゴールデンアイ」で007デビューを飾り、その後「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」(97)、「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」(99)を経て、2002年の「007 ダイ・アナザー・デイ」まで計4作品でボンド役を務めた。特に「007 ゴールデンアイ」は冷戦後の新時代にシリーズを見事に適応させた作品として高く評価される一方、最後の「007 ダイ・アナザー・デイ」はCG過多などの理由からファンの評価が分かれている作品となった。
次期ジェームズ・ボンド役として、アーロン・テイラー=ジョンソンが候補に挙がっているという噂についてYahoo Entertainmentの取材で問われると、「昔私が関わった『グレイティスト』(原題:The Greatest)という映画に彼を起用したことがあるんだけど、まさに“ザ・グレイテスト”だったよ」と称賛。当時のことを振り返りながら、「彼は現場に現れて、その場を完全に掌握した。情熱とエネルギーに満ちあふれていた」とコメント。「だからこそ、彼がその役を望み、それを手に入れるなら、素晴らしいボンドになると思う」と力強く語った。
現在進行中のジェームズ・ボンド映画シリーズの新展開についても触れ、アマゾンMGMスタジオとバーバラ・ブロッコリ&マイケル・G・ウィルソンの新たな提携関係に対して、「みんなの成功を祈っている」とエールを送った。
米Deadlineによれば、アマゾンMGMは米ラスベガスで開催されたCinemaConで、「007」シリーズ最新作を手がけるプロデューサーとして、エイミー・パスカルとデビッド・ヘイマンの名を発表。それぞれ「スパイダーマン」シリーズと「ハリー・ポッター」シリーズで知られる2人は現在ロンドンに滞在しており、すでに新作の準備に取りかかっているとのことだ。
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007 ゴールデンアイ
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