「ごめんね」イライラをぶつけて子どもを泣かせてしまった私が、精神安定のために試したこと【体験談】

「ごめんね」イライラをぶつけて子どもを泣かせてしまった私が、精神安定のために試したこと【体験談】

4月6日(日) 0:55

40代になり、体のあちこちに不調を感じるようになりました。つられて気持ちも落ち込み、ひどいときには子どもの行動にイライラしてしまうほど精神が不安定に。「これではいけない」と思った私が、癒やしを求めたものとは……。
イライラ爆発
若いころ、介護職に就いていた私。夜勤がある不規則な生活のためかPMS(月経前症候群:月経の3~10日前から体や精神に現れるさまざまな不快な症状)が出やすく、精神的な不調とくれば月経前がお決まりでした。

ただ、退職し規則正しい生活ができるようになってからは一変。PMSの症状がかなり軽減し、精神的に安定して過ごせるようになっていました。イヤイヤ期全開の子どもの育児中でさえ、「元気でよろしい」と穏やかに見守れていたほどです。

しかし、40代の今、体のあちこちに不調を感じてイライラしやすくなりました。時にはひどく落ち込んでしまい、お決まりのPMSかとも思いましたが、月経前でなくても体調的にも精神的にも不安定なのです。
精神的な癒やしを求めて訪れるようになった場所は…
そんな中「これではいけない」と強く思ったのは子どもの泣き顔がきっかけです。子どもが出しっ放しにした文房具を片付けながら、私は必要以上に強い口調で子どもに注意してしまいました。心身の不調に引っ張られ怒りっぽい私に、それでもいつも笑顔を向けては元気をくれる子どもが、気付けば目に涙をいっぱいためていました。

猛反省した私は、このままではいけないとメンタルの回復と安定に取り組むことにしました。対策としてすぐに頭に思い浮かんだのはアニマルセラピーです。私は昔から動物が大好きなので、動物との触れ合いは私にとってストレス解消になり、私のメンタル回復にもってこいだと思いました。過去に犬や猫と暮らしていたことがあり、そのころの私は介護職での厳しい仕事環境や忙し過ぎて疲れ切っている日々の中、帰宅した私を「わん、にゃあ」と迎えてくれる動物たちにとにかく癒やされていました。動物の温かくふわふわした毛並みをなでていると、心に刺さったとげが抜けていき、不思議と一緒に心身の疲れも抜けていくのを感じたものでした。

現在は住宅事情から動物と一緒に暮らすことはできない私を助けてくれたのが、近くの公立の動物園です。モルモットやうさぎなど動物と触れ合えるコーナーがあり、子どもも連れて行っては一緒に動物をやさしくなでて癒やしを得るようになりました。過去に猫や犬たちと一緒に暮らしていたころと同じとまではいきませんが、動物との触れ合いに私は以前のように心が救われ、少しずつ元気になるのを感じました。それ以来、動物園には定期的に通ってメンタルの回復を図っています。
睡眠不足は一利なし
私が精神的に不安定になるとき、振り返ってみると共通しているあることに気が付きました。それは睡眠不足です。私は夜子どもを寝かせた後の時間を、残った家事や軽いストレッチをおこなうほか、読書など趣味の時間に充てています。体の疲れを取るためにも早く寝たほうが良いのはわかっているのですが、用事があったり子どもに話しかけられたりする日中よりも、自分のことに集中できるのです。それに、自分だけの時間は私にとってストレス解消とメンタル回復のために大切な時間でもありました。

ただ、夜勤勤めをしていた経験からか私は集中すると眠気を感じることがないため、気が付くと午前2時を軽く過ぎていることがしばしばありました。もちろん毎晩ではありませんが、時間を忘れてつい夜更かしをしてしまっていたのです。いくらストレス解消ができても、睡眠不足になって、その結果日中イライラしてしまっては元も子もありません。そしてそもそも体の不調の原因になっていたかもしれません。

質の良い睡眠は、自律神経を整えて心身の健康につながることはテレビなどでもよく知られていることなので、今は夜の自分時間はほどほどにするように心掛けています。
まとめ
月経前などまだ乱れやすい日はありますが、精神的な安定を意識して生活するようになると、ぎゅっと子どもを抱きしめる時間を幸せに感じられるくらいには落ち着いてきました。動物園に定期的に通って動物に触れ合える時間を持ったことと、なるべく早寝早起きをして日の光を浴びたことが功を奏したのだと思います。

これまではストレス解消のためにと夜の自分時間を確保していましたが、かえって精神的な不安定のもとになっていたとしたら本末転倒だと気付いてよかったです。まだしばらくは自分のために使える時間は限られているでしょうが、年を重ねて体は衰えていっても精神面では変わらず元気でいられるよう、心掛けていきたいです。



※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:岡野鈴/映画好きな在宅ワーカー。40代になって最初の変化は、涙もろくなったこと。夫と2人の子どもと、3人暮らし。なんでもない平凡な1日が暮らせたら、それだけで感謝。
イラスト/ほや助

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)

監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生 東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。


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