4月4日(金) 19:30
ここでは、東京から福岡までの移動手段ごとの費用を紹介します。
東京から博多までの新幹線「のぞみ」の片道料金(通常期・大人一人)は、表1の通りです。
表1
自由席 | 2万2220円 |
指定席 | 2万3810円 |
グリーン車 | 3万1070円 |
※筆者作成
運賃は、自由席・指定席・グリーン車の3種類で異なります。長時間の移動になるため、混雑を避けたい場合は指定席を利用すれば安心できるでしょう。
高速バスを利用して東京から福岡に行く場合、料金は予約のタイミングや利用するバス会社などによって変動します。2025年4月の高速バス料金(片道)をみてみると、最安値は1万500円~1万9800円ほどです。
新幹線と高速バスの交通費にはおよそ1万円の差がある場合があり、高速バスのほうが節約できるといえるでしょう。往復にすると差はさらに広がるため、交通費をできる限り抑えたいと考えている方は、高速バスの利用を検討するのがおすすめです。
東京から福岡までの移動手段には、新幹線や高速バスなど複数の選択肢があります。それぞれに特徴がありますが、費用や移動時間、安全性や快適さなど、何を優先するかによって最適な手段は異なります。一人旅であれば、できるだけ負担が少なく、安全に目的地へ到着できるかどうかも重要なポイントです。
ここでは、新幹線と高速バスのメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。
新幹線のメリット
新幹線は、広めの座席と安定した乗り心地が魅力です。近年は「新幹線eチケット」などのサービスが充実しており、交通系ICカードやスマートフォンと連携すれば、紙の切符を持ち歩く必要がなくなります。
また、割引が適用されることもあり、通常よりもお得に乗車できるケースもあります。さらに、新幹線は天候の影響を受けにくく、運行が安定しているため、予定通りの到着を見込めるのも大きなメリットです。
新幹線のデメリット
利便性が高い一方で、新幹線の運賃は高めに設定されています。特に指定席やグリーン車を利用すると大きな負担になるでしょう。ただし、自由席を選択すれば多少コストを抑えることが可能です。ただし、自由席は混雑時に座れないこともあり、長時間立ちっぱなしになる可能性があります。
高速バスのメリット
高速バスの最大の魅力は、運賃の安さです。東京から福岡までの長距離移動でも、格安のバス会社を選べば新幹線の半額以下で移動することが可能です。交通費を節約すれば、観光や食事、お土産などに回せるお金が増えるため、旅行の楽しみを広げられるでしょう。
高速バスのデメリット
高速バスの最大のデメリットは移動時間の長さです。東京から福岡までは、バスで13~14時間程度かかり、長時間同じ姿勢で過ごすことになります。狭い座席では十分に足を伸ばすことが難しく、途中で疲れを感じることも少なくありません。
また、夜行バスの場合、熟睡できないと翌日の体調に影響する可能性があります。さらに、道路状況によっては予定よりも到着が遅れることもあるため、時間に余裕を持ったスケジュールを考える必要があるでしょう。
新幹線と高速バスの費用を比較すると、高速バスのほうが1万円程度安くなる可能性があります。しかし、移動時間や快適さ、安全性などを考慮すると、一概に「安いほうがよい」とはいえません。
新幹線は速くて快適ですが、コストが高めです。一方、高速バスはリーズナブルですが、長時間の移動に耐えられるかどうかが問題になります。何を優先するかによって最適な選択肢は異なりますが、目的や体力、スケジュールに応じて慎重に決めることが大切です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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