飛行機を予約しようとしたら「日本国内空港使用料」が3000円もかかることが発覚…!これって何の料金?

飛行機を予約しようとしたら「日本国内空港使用料」が3000円もかかることが発覚…!これって何の料金?

4月4日(金) 19:10

飛行機を利用する場合、航空運賃以外の料金が発生することは少なくありません。その一つが日本国内空港使用料です。そこで本記事では、日本国内空港使用料について解説します。

日本国内空港使用料とは

日本国内空港使用料とは、空港施設の整備や維持管理などの費用に充てられる料金のことです。PFC(Passenger Facility Charge)や、PSFC(Passenger Service Facility Charge)と呼ばれることもあります。空港使用料は航空会社が航空運賃とともに利用者から徴収し、空港を管理する会社に納入します。
 
空港使用料は、航空券の購入時に支払うものです。そのため、空港を訪れても飛行機を利用しないのであれば、料金を支払う必要はありません。例えば、見送りや出迎え、空港内での買い物などです。
 
また、チケットを購入せずに飛行機を利用できる小さな子どもに対しても、空港使用料は発生しません。裏を返せば、小さな子どもでもチケットを購入した場合には、空港使用料が発生します。
 

空港ごとの日本国内空港使用料

空港使用料は空港ごとに異なるほか、利用するのが国内線か国際線かでも違います。日本航空株式会社、(JAL)が掲載している料金表などを参考に、空港ごとの空港使用料を国内線と国際線に分けて表1にまとめました。以下の表は、2025年4月1日以降に予定されている使用料の改定を反映したものです。
 
表1

発着空港 大人 小人
新千歳空港 国際線:2610円
国内線:370円
国際線:1300円
国内線:180円
仙台国際空港 国際線:700円
国内線:290円
国際線:350円
国内線:150円
成田国際空港
(第2旅客ターミナル)
国際線:2460円
国内線:450円
国際線:1240円
国内線:220円
成田国際空港
(第3旅客ターミナル)
国際線:1370円
国内線:390円
国際線:690円
国内線:190円
羽田空港 国際線:2950円
国内線:450円
国際線:1470円
国内線:220円
中部国際空港
(第1旅客ターミナル)
国際線:2620円
国内線:440円
国際線:1310円
国内線:220円
伊丹空港 国内線:340円 国内線:170円
関西空港
(第1旅客ターミナル)
国際線:3310円
国内線:560円
国際線:1660円
国内線280円
広島空港 国内線:340円 国内線:170円
北九州空港 国際線:320円
国内線:100円
国際線:150円
国内線:50円
福岡空港 国際線:2530円
国内線:110円
国際線:1260円
国内線:50円
熊本空港 国際線:1900円
国内線:320円
国際線:950円
国内線:160円
那覇空港 国際線:1000円
国内線:240円
国際線:500円
国内線:120円

出典:日本航空株式会社「国際線旅客サービス施設使用料・旅客保安サービス料および国内線旅客施設使用料について」、仙台国際空港株式会社「旅客取扱施設利用料(PSFC)/旅客保安サービス料(PSSC)について」、熊本国際空港株式会社「旅客取扱施設利用料(PSFC)について」、北九州エアターミナル株式会社「旅客取扱施設使用料」より筆者作成
 
基本的に、小人料金は大人料金の半額程度に設定されています。また、国際線の利用時には上記のほかに旅客保安サービス料などがかかる場合もあります。
 

航空券をお得に購入する方法

飛行機を利用するなら、少しでもお得に航空券を購入したいと考えるでしょう。ここからは、航空券をお得に購入する方法を項目別に解説します。
 

早めに航空券を購入する

ほとんどの航空会社では、予約日に対して航空券を早期に購入することで割引が発生します。旅行などで飛行機の利用日が事前に決まっている場合には、できるだけ早めに航空券を購入するといいでしょう。
 
なお、割引になるタイミングや割引率は航空会社によって異なります。いくつかの航空会社を比較しながら検討することをおすすめします。
 

航空券と宿泊料金をセットで購入する

航空券は旅行代理店でも購入が可能です。旅行代理店のサービスによっては、宿泊施設の利用料金と航空券がセットになっているプランを購入できることもあります。航空券の価格を比較した場合、単体で購入するよりもお得になることも少なくありません。
 

航空券を片道ずつ購入する

航空券は往復割引が適用されることが多いため、基本的に片道ずつよりも往復で購入したほうが割安です。ただし、予約時期や飛行機を利用する時間帯によっては、片道ずつのほうが往復で購入するよりもお得になることがあります。
 
航空券を購入する場合は往復だけでなく、片道の料金も確認しておきましょう。
 

LCCを利用する

航空券の価格はJALやANAなどの大手航空会社よりも、LCCと呼ばれる格安航空会社のほうが割安です。そのため、お得に航空券を購入したい場合は大手航空会社だけでなく、格安航空会社にも目を向けてみましょう。また、格安航空会社では航空券のセールを行っていることもあり、よりお得に購入できることもあります。
 
一概にはいえませんが、格安航空会社は大手航空会社に比べると、サービス面で不足を感じてしまうこともあるようです。例えば、格安航空会社では機内サービスが有料であることも少なくありません。
 

航空券の料金を比較できるサイトを利用する

比較サイトを利用することで、手軽に複数の航空会社の航空券を比較できます。割安な航空券を探したいなら、ぜひ利用してみてください。
 

空港施設の整備や維持管理などのための費用

日本国内空港使用料は、旅客施設利用料や旅客サービス施設利用料とも呼ばれるものです。空港使用料は航空会社が航空運賃と一緒に利用者から徴収するもので、空港施設の整備や維持管理などの費用に充てられます。
 
空港使用料は空港ごとに異なりますが、国際線の場合は大人料金で1000円以上、利用する空港次第では3000円ほどかかることもあるのです。
 

出典

日本航空株式会社 国際線旅客サービス施設使用料・旅客保安サービス料および国内線旅客施設使用料について
仙台国際空港株式会社 旅客取扱施設利用料(PSFC)/旅客保安サービス料(PSSC)について
熊本国際空港株式会社 旅客取扱施設利用料(PSFC)について
北九州エアターミナル株式会社 旅客取扱施設使用料
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【関連記事】

予約したのに飛行機に乗れない!?「オーバーブッキング」の場合、補償はしてもらえるの?
空港の「ラウンジ」に入ったことがないのですが憧れがあります。どんなことができる場所なのでしょうか?
空港で「席を譲ってください」というアナウンスを聞きました。譲ってもいいのですがきちんと補償されますか?
ファイナンシャルフィールド

新着ニュース

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ