「N-BOX」か「フリード」の購入を検討中! 父親に「軽なら4月2日以降が得」と言われましたが、具体的にどれだけ“得”なのでしょうか?

「N-BOX」か「フリード」の購入を検討中! 父親に「軽なら4月2日以降が得」と言われましたが、具体的にどれだけ“得”なのでしょうか?

4月2日(水) 19:20

クルマの購入を考えるとき、多くの人が「どの車種がいいか」「燃費はどうか」などを気にしますが、購入時期によって税金面のお得さが変わることをご存じでしょうか? 特に、軽自動車を検討している場合、4月2日以降の購入が税金の面で有利になることがあります。 本記事では、なぜ4月2日がポイントになるのか、そして車選びの際に考慮すべきほかの要素について解説します。

自動車税の仕組みと4月2日以降のメリット

自動車を所有すると、毎年「自動車税」(軽自動車の場合は「軽自動車税」)を支払わなければなりません。そして、自動車税の計算方法には、普通車と軽自動車で大きな違いがあります。
 
自動車税も軽自動車税も、4月1日時点での所有者に対して課税されます。ただし、普通車には月割りの考えがありますが、軽自動車にはありません。
 
つまり、「フリード」のような普通車は購入した時期に応じて、その年に支払う税額が減額されます。
 
一方、「N-BOX」のような軽自動車の軽自動車税には、「月割り計算」がありません。4月1日時点で登録されている車両に対して、1年分の税金が課される仕組みです。したがって、もし3月中に軽自動車を購入してしまうと、4月1日時点で所有していることになり、その年の自動車税を全額支払う必要があります。
 
しかし、4月2日以降に購入すれば、その年の自動車税は発生せず、翌年の4月から課税されるため、「1年分の税金」を節約できるのです。
 

具体的にどれくらい得になるのか?

それでは、軽自動車を購入した場合、どれくらいお得になるのか見ていきましょう。軽自動車の税率は、自家用車として乗車する場合、一律で1万800円です。
 
3月中に購入すれば、4月1日時点で所有していることになるため、すぐに1万800円を支払うことになります。しかし、4月2日以降に購入すれば、その年の自動車税1万800円を節約することが可能です。
 

4月2日以降の購入が本当にベストなのか?

軽自動車を購入する場合、税金面では4月2日以降の購入が有利ですが、車の購入にはほかの要素も考慮すべきです。
 
例えば、多くの自動車メーカーやディーラーでは、2月~3月に決算セールを行い、大幅な値引きをすることがあります。特に軽自動車を検討している場合、決算セールでの値引き額が自動車税の負担額を上回るケースもあるため、トータルでどちらが得かを比較する必要があるでしょう。
 
また、4月2日以降にこだわって購入しても、納車までに時間がかかる可能性があります。特に人気車種は納車待ちが長くなることがあり、希望の時期に車を手に入れられない可能性もあるため、納期の確認は必須です。
 
なお、「N-BOX」と「フリード」は、そもそも車の区分が異なります。父親からのアドバイスを頭に入れつつ、税金の違いだけでなく、車の使用用途や維持費、燃費、乗り心地などをしっかり比較し、自分のライフスタイルに合った車を選ぶことが重要です。
 

まとめ

軽自動車を購入するなら、4月2日以降の購入が税金の面で有利になります。ただし、決算セールの値引きや納期の問題も考慮し、総合的に判断することが大切です。
 
「N-BOX」か「フリード」で迷っている場合、税金のメリットだけでなく、それぞれの車の特性や維持費、購入時期の値引き条件をしっかりチェックし、自分にとって最適な選択をしましょう。
 

出典

総務省 自動車税・軽自動車税
総務省 平成28年度から軽自動車税の税率が変わります
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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