ジャンボ尾崎のアプローチは『音』が違った今でも参考にしたい右手首の使い方とは【ジャンボ軍団解説】

東聡は「ジャンボさんのアプローチは『音』が違いました」と話すが、その理由とは?(撮影:ALBA)

ジャンボ尾崎のアプローチは『音』が違った今でも参考にしたい右手首の使い方とは【ジャンボ軍団解説】

4月2日(水) 3:32

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世界中のツアー通算113勝(うち日本ツアー94勝)、賞金王12回、年間最多8勝など一時代を築くとともに、日本ゴルフをけん引した不世出の天才ゴルファー・ジャンボ尾崎。ジャンボは、トップ女子プロの西郷真央や原英莉花、佐久間朱莉らの師匠でもある。令和の今でも色褪せないジャンボのショートゲームのテクニックを、ジャンボ軍団の一員として90年代のレギュラーツアーでともに活躍した東聡に解説してもらった。



【連続写真】アドレスからフォローまで右手首の角度が変わらない! ジャンボ尾崎の秘蔵アプローチ写真大公開


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アプローチの技術で一番大切なことはアドレスと同じ形でインパクトすること。それが最も完璧だったのがジャンボさんだと思います。

ボール位置は右足の前。左肩から手元、ヘッドまでを一直線にしてハンドファーストに構えたら、右手首の角度をバックスイング、トップ、インパクト、フォローまでキープしていました。ツアープロでも緊迫した場面になると右手でボールを拾ったり、上げようとしたりする動きになりがちですが、それが一切ありませんでした。

右手首の角度が変わらなかったのでスピンも打ち出し角も常に一定。練習でも試合でも本当にジャンボさんのアプローチは良い音がしていましたね。

右手首の角度をキープできる要因の一つがバックスイングの大きさです。アマチュアはバックスイングを大きく上げてしまうので、無意識にインパクトで緩んでダフリがち。しかし、ジャンボさんはバックスイングを大きく高く上げることはありません。小さい振り幅で右手首の角度をキープして強く打っていました。アプローチのタイプとしてはゆったりフワッと上げるタイプではなく、低い出球でスピンが効いたアプローチでしたね。


■尾崎将司
おざき・まさし/ 1947年生まれ、徳島県出身。5年連続を含む計12度の賞金王に輝き、前人未到の通算100勝を達成。ジャンボの愛称で親しまれる。現在は西郷真央、原英莉花らを指導。

■東 聡
ひがし・さとし/ 1961年生まれ、東京都出身。1983年に同期の金子柱憲とともにジャンボ軍団に入り、レギュラーツアーで7勝。シニアツアーでも2勝を挙げている。

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●今こそジャンボ尾崎のスイングが参考になる! 関連記事「ジャンボ尾崎は40年前から時代を先取り! 小さなメタルウッドで300Y飛ばす秘密とは?」では、ジャンボ軍団の金子柱憲がジャンボ尾崎の飛ばしの秘密を教えます。


<ゴルフ情報ALBA Net>
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