「鍋」を食べる頻度はどれくらい? 鍋にかかる「コスト」についても解説

「鍋」を食べる頻度はどれくらい? 鍋にかかる「コスト」についても解説

4月2日(水) 1:00

寒い時期に食べたくなる「鍋」。最近は、さまざまな鍋の素(もと)も販売されており、毎週違った味を楽しんでいる人もいるかもしれません。 しかし鍋の頻度を多くした場合、普通の食事をした場合と比較してコストパフォーマンスでメリットはあるのか気になるところです。 そこで今回は、鍋を食べる頻度や発生するコストなどについて確認してみます。

鍋を食べる頻度はどれくらい?

鍋には多くの種類があり、入れられる具材も幅広いことから、頻繁に食べても飽きないという人もいるかもしれません。
 
オイシックス・ラ・大地株式会社は「ご家庭の鍋事情について(2023年)」としてアンケート調査を行っています。この調査によると、12月~1月に鍋を食べる頻度は、週1回が最も多く27%、次いで月2回~3回が26%となっており、中には週4回以上という回答も6%ありました。
 
さらに、物価高が鍋料理の頻度に影響しているかという問いに対し、頻度が上がった(上がりそう)と答えた人が43%、変わらないと答えた人が49%、下がった(下がりそう)が4%となっています。
 
物価が影響して鍋の頻度が上がる割合が43%と、鍋の頻度が下がった4%より多いことからも「鍋はコストパフォーマンスのよい食事」だと考えている人が比較的多いことが分かります。
 

鍋にかかるコスト

家で鍋を食べる際の一人当たりの平均額は、およそ1110円といわれています。
 
とはいえ鍋は、もやしやキノコ類など、比較的安価に購入できる具材も豊富に入れられます。値段の張る魚介類や牛肉などを入れなければ、費用をおさえられる可能性もあるでしょう。
 
中には、一人当たり500円台で食べられる鍋料理を多く紹介しているサイトもあるようです。自宅にある残り野菜などを使えば、さらに費用をおさえられるかもしれません。
 

鍋はほかのメニューよりコストパフォーマンスがよいのか

総務省統計局の「家計調査 家計収支編 2023年」によると、4人家族の1ヶ月あたりの食費平均額は9万712円です。30日で換算すると、1日あたりおよそ3024円です。
 
鍋にかかる金額が一人当たり1110円とした場合、4人だと4440円かかる計算となります。この場合、平均額よりも1000円以上高くなり、朝食・昼食分の食費を出せなくなってしまいます。例えば1人500円だとすると、4人で2000円となり、朝食、昼食を4人でおよそ1000円以内で食べられれば、平均額内に収められそうです。
 
これらのことから、必ずしも鍋がコストパフォーマンスがよいとはいい切れないことが分かります。
 

まとめ

今回紹介した調査結果では、12月~1月に鍋を食べる頻度は、週1回が最も多く27%、次いで月2回~3回が26%となっており、中には週4回以上という回答も6%ありました。
 
鍋は選ぶ食材によって、コストをおさえられる可能性があります。できるだけ費用をおさえるのであれば、冷蔵庫の残り野菜を使うなど工夫して、料理してみるとよいでしょう。
 

出典

オイシックス・ラ・大地 ご家庭の鍋事情について(2023年)
e-Stat 政府統計の総合窓口家計調査 家計収支編 2023年
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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