4月1日(火) 13:40
「Suica」・「PASMO」は、JR東日本や首都圏の私鉄・バスなどで利用できる交通系ICカードです。改札での「タッチ&ゴー」やレジでのスマート決済は、生活を便利にしてくれます。
「Suica」や「PASMO」は、世界的な半導体不足の影響で、2023年6月より無記名式商品の販売が一時停止されていました。最近になって、東日本旅客鉄道株式会社とPASMO協議会の間で継続的な供給が見込まれたため、2025年3月1日より販売を再開しています。
これにより、多くの方にとって「Suica」や「PASMO」が再び身近な存在となるでしょう。
「ICOCA」から「PASMO」に乗り換える場合、直接的な乗り換えはできないようです。「ICOCA」と「PASMO」では、それぞれの発行会社が異なるため、残高をそのまま移すことはできないのです。
ただし、「ICOCA」の払い戻しは可能です。西日本旅客鉄道株式会社「JRおでかけネット」によると、JR西日本の「ICOCA」エリア内の駅で払い戻し手続きを行えば、「ICOCA」のカード残高から払戻手数料220円を差し引いた額とデポジットの500円を受け取れます。
なお、カード残高が払戻手数料以下の場合、デポジットの500円のみが返金されます。払い戻したあと、新たに「PASMO」を購入することで、実質的に「ICOCAからPASMOへ乗り換えた」ともいえるでしょう。
交通系ICカードは、電車やバスの利用だけでなく、さまざまなシーンで活用できます。例えば、「Suica」や「PASMO」、「ICOCA」は、駅ビルやデパート、飲食店など多くの店舗で電子マネーとして利用可能です。
また、各カード会社が提供するポイントサービスを利用すると、お得にポイントを貯められる点もメリットでしょう。通勤や通学で電車を利用する方は、定期券とICカードを一体化させておくと、定期券区間外の乗車もスムーズにできます。
無記名式の「Suica」・「PASMO」は、今後の安定供給が見込まれるため、2025年3月1日より販売が再開されています。
「ICOCA」から「PASMO」への直接的な乗り換えはできませんが、「ICOCA」を払い戻したあとに、「PASMO」を購入すれば、実質的な乗り換えが可能です。
交通系ICカードは、電車やバスの利用だけでなく、電子マネーやポイントサービスなどさまざまな活用方法があります。交通系ICカードを上手に活用し、生活をより便利なものにしましょう。
東日本旅客鉄道株式会社
西日本旅客鉄道株式会社 JRおでかけネット
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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