ゲーム好きの夫が「30万円以上」もするパソコンが欲しいと言い出しました…。「10万円程度」で買えるパソコンもあるようですが、なにが違うのでしょうか?

ゲーム好きの夫が「30万円以上」もするパソコンが欲しいと言い出しました…。「10万円程度」で買えるパソコンもあるようですが、なにが違うのでしょうか?

3月31日(月) 17:20

IT全盛の現代では、パソコンを持っている人の割合は決して少なくないでしょう。持ち運びや取り扱いがしやすいスマートフォンやタブレットに主役の座を奪われつつありますが、それでも総務省の「令和6年版情報通信白書」によると、2023年時点においてパソコンの世帯保有率は65.3%とのことです。 多くの人はパソコンでオフィスソフトやインターネットブラウザを使うのが主と考えられますが、中にはゲームが好きでゲーミングPCと呼ばれる性能の高いパソコンを求める人もいます。仮に家族が「30万円以上」もするゲーミングPCが欲しいと言っている場合、「10万円程度」でも買えるパソコンとなにが違うのか、気になる人もいるかもしれません。 本記事では、そうしたゲーミングPCと一般的なパソコンの違いや、それぞれの価格相場について解説します。

「ゲーミングPC」と「一般的なパソコン」の違い

ゲーミングPCとは、PC用ゲームを動かすために構成が最適化されたパソコンのことです。PC用ゲームと一言で言ってもその種類はさまざまで、トランプゲームや将棋などの比較的動作が軽く済むゲームもあれば、3D映像や高画質技術をふんだんに取り入れた本格的なゲームもあり、内容や性能は千差万別です。
 
動作が軽いゲームであれば一般的なパソコンでも問題なく動作しますが、近年のPC用ゲームはグラフィックの向上や完成度の高さから動作が重いものが多く、ゲーミングPCでなければまともに動作しないことがほとんどといわれています。
 
ゲーミングPCと一般的なパソコンの違いは、主にグラフィックス性能にあるとされています。ゲーミングPCには大抵、高性能なグラフィックスカードが搭載されており、ゲームの映像を高いフレームレート(1秒間に表示される画像の数)で表示できます。フレームレートが高くなるほど、映像がなめらかに映し出されるため、快適にゲームを楽しめるようになります。
 

パソコンの購入金額は「5万~15万円」が最多

パソコンの黎明期は、性能も低く、さらに価格もかなり高いものでした。例えば初期の日本産パソコンを代表するシリーズでは、1990年頃の定価で40万円を超えるものもあったようです。その後、海外メーカーが日本国内向けに日本語を表示できるようにしたパソコンを導入するなどして、価格が徐々に下がってきました。
 
株式会社rentryの調査によると、パソコンの購入金額は、デスクトップパソコンでは10万~15万円の価格帯がもっとも多く、ノートパソコンでは5万~10万円の価格帯が最多になっています。
 

最新の「ゲーミングPC」は「20万~30万円程度」かかる可能性もある

一方で、ゲーミングPCは高性能なCPUやグラフィックスカード、大容量のメモリー・SSDなどを搭載しているため、一般的なパソコンよりも価格は高めになります。ゲーミングPCの相場はスペックによって異なり、画像処理の負荷が軽めのゲーム向けの10万円台のものから、高負荷の3D映像を4K解像度で楽しめる30万円以上のハイスペックモデルまであります。
 
あるPCメーカーによると、快適なゲーム環境を求めるなら、20万~30万円程度の製品がおすすめとしています。この価格帯のゲーミングPCであれば、画像処理の負荷が重い3D映像を多用したゲームでも快適にプレイ可能と考えられます。
 

まとめ

ただゲームをするだけなら、据え置き型のテレビゲーム機を使う方法もあります。しかし、1台で高画質のゲームもしたい、文章・資料作成もしたい、画像編集もしたいなど、パソコンに求める用途の幅が広いならゲーミングPCを選ぶのもよいでしょう。
 
本記事で解説したように、ゲーミングPCはスペックが高いため、画像処理負荷の重いゲームだけではなく、動画の編集にも向いています。しかし、高スペックのゲーミングPCを手に入れるには20万~30万円かかるケースもあるため、かなりの出費であるといえます。しかし、いろいろなことに使えることを大きなメリットとするのであれば、ゲーミングPCを買うのもコストパフォーマンスは悪くはないかもしれません。
 

出典

総務省 令和6年版情報通信白書(PDF版) 第II部 情報通信分野の現状と課題 第1章 ICT市場の動向 第11節 デジタル活用の動向(169ページ)
株式会社rentry デスクトップパソコンに関するアンケート調査(PR TIMES)
株式会社rentry ノートパソコンに関するアンケート調査(PR TIMES)
株式会社rentry Picky’s
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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