「MONSTER HUNTER BRIDGE」にはリオレウスやアイルーなど、おなじみのキャラクターが登場
2025年4月13日(日)に開幕を控える大阪・関西万博。それに先駆けて「大阪ヘルスケアパビリオン」がメディア向けに公開された。「『人』は生まれ変われる」「新たな一歩を踏み出す」という意味が込められた「REBORN」がテーマのこのパビリオンには、大阪に拠点を構える合計441社が出展。それぞれの技術を駆使して、2050年の未来を描く。
そして、大阪に本社を構えるゲームソフトウェアメーカーの株式会社カプコン(以下、カプコン)も参加。「夢と現実が、ひとつになる。」をテーマにした『モンスターハンター』の体験型コンテンツ「MONSTER HUNTER BRIDGE」が登場する。
今回、ライターが大阪ヘルスケアパビリオンを訪れ、25年後の自分(アバター)と一緒にミライのヘルスケアや都市生活を見ることができる「リボーン体験ルート」や、"モンハン"の世界に没入できる「MONSTER HUNTER BRIDGE」を体験。魅力や見どころをレポートする。
■ミライの自分に出会える「リボーン体験ルート」
3月23日にメディア向けに先行公開された大阪ヘルスケアパビリオンは、敷地面積は約1万500平方メートルで、全パビリオン中2番目に広い規模を誇る。オール大阪の知恵とアイデアを集結させ、訪れた人々が「いのち」や「健康」、近未来の暮らしを感じられる展示を実現するとともに、大阪の活力や魅力を世界の人々に伝えていく。
このパビリオンの目玉のひとつ「リボーン体験ルート」は、来場者の健康データをもとに作成された25年後の自分(アバター)と出会い、ミライのヘルスケアや都市生活を体験できるアトラクションだ。
専用アプリを事前にダウンロードし、受付を済ませて体験用バンドを受け取り準備完了。一番はじめの「カラダ測定ポッド」へ。ポッドが参加者の体温や顔色などの情報を分析し、7つの項目の健康データ(心血管、筋骨格、髪、肌、歯、目、脳)を測定した。
次のフロア「ミライのじぶん」では、カラダ測定ポッドで測定したデータから生成された25年後の自分とご対面。今回体験した編集担当は「未来の自分、意外とかわいいかも」と安堵した様子だった。
そこからさらに進むと「ミライのヘルスケア」ブースに到着。ここでは栄養・身体に関するミライのヘルスケアを体験することができ、健康データを用いた栄養食品の提供や、未来の自分にぴったりなコスメティックを提案するブースなどがずらり。大阪を拠点とするさまざまな企業の技術の結晶を体験できるのが見どころだ。
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そして、最後のフロアの「ミライの都市」では、空飛ぶクルマや新しい食の形、未来の大阪など、さまざまな大阪の企業が2050年ごろの都市構造を描いている。25年後の未来を視覚や肌で感じられるとともに、出力された未来の自分(アバター)の生活に触れられる。
そして、最後のフロアには来場者だけが体験できる特別なブースもあるのだとか。ぜひ、大阪ヘルスケアパビリオンを訪れて、未来の世界を思う存分味わってみよう。
■圧倒的没入感と迫力!「MONSTER HUNTER BRIDGE」
そして、大阪ヘルスケアパビリオンの目玉のひとつが、カプコンが提供する「MONSTER HUNTER BRIDGE」だ。パビリオンの一部として建設された「XD HALL」でのコンテンツで、「夢と現実が、ひとつになる」をコンセプトとして『モンスターハンター』に登場するモンスターとの出会いを体験できる。
XD HALL内部には、床面直径約12メートル×高さ約5メートルの円筒形状シアターが設置されており、360度すべて「モンスターハンター」の広大な世界が演出される。そして対角105度の専用ARデバイスやイマーシブサウンド、床振動などの最新技術の融合により、ゲームの世界に入り込んだかのような没入感を楽しめる。
今回は、ハンター歴20年の筆者がチャレンジ。XD HALLに入場して専用ARデバイスを装着して準備完了。いざ行かん、狩猟の世界!
360度のスクリーンに囲まれたホール内部に入ると、本当にゲームの世界にいるかのような気分になる。アプトノスがのどかに過ごしている風景は、初代モンスターハンターの「森丘」を彷彿とさせる。「実は、自分はハンターなのでは?」と勘違いしそうになるほどの没入感だ。
風景の美しさに見惚れていると、目の前に回復ミツムシが登場。手を伸ばして触れると破裂して体力を回復してくれた。最新作の『モンスターハンターワイルズ』でもお世話になっている回復ミツムシと出会うことができ、思わず「いつもお世話になっております」とお礼を言いそうになった。
そして、風景は一変し火山帯へ。あちこちで噴火が起こる過酷な環境のなか、登場したのは空の王者リオレウス。立ちはだかるその姿は想像以上に大きく、まさに自然の脅威そのもの。腰が抜けそうになりながらも手をかざすと石ころを投げつけることができ、食べられることなく無事に撃退できた。
今回はデモ体験だったため、ここで終了。少ない時間ながらもハンターになったような没入体験を味わうことができた。パビリオンのテーマ「REBORN」から着想を得て自然や生物、生命の素晴らしさを体現している「MONSTER HUNTER BRIDGE」。ぜひ、ハンターになった気分での没入体験を味わってみてほしい。
■55年の時を経て登場!吉村府知事が「ミライ人間洗濯機」に挑戦
1970年の大阪万博で「月の石」と同時に話題となった「人間洗濯機」が、さらに進化して大阪ヘルスケアパビリオンに登場した。
株式会社サイエンスが開発した「ミライ人間洗濯機」は、カラダを自動で洗うだけではなくココロも洗われる入浴装置。入浴、シャワーの最適な環境を実現しただけでなく、入浴者の心拍計測を行って入浴時の心身状態を可視化できる。
そして、得られた個々の計測値から入浴者に合わせた映像や音楽を流し、さらにその反応を観察しながら入浴者への水流なども制御。入浴環境を良好な状態へと導くことができるように進化を遂げた。
今回の先行公開では吉村洋文大阪府知事が登場し、ミライ人間洗濯機を体験。洗濯機に入る瞬間は緊張を見せていたが、入浴が始まると気持ちよさそうにリラックスしていた様子。ミライ人間洗濯機から出たあとは、入る前と打って変わってスッキリした表情を見せた吉村知事。「めちゃめちゃ気持ちいい!」と感動を露わにした。
「体だけじゃなく頭も一緒に洗うから息できるのかな?と思っていた。けど、すごくシャワーが優しくて普通に息もできる。最初は不安だったけどとても気持ちよくて肌もスベスベ。これが未来のお風呂だなと思った」
大阪ヘルスケアパビリオンではさまざまな「ミライ」に触れられるのが最大の魅力。人も技術も風景も、すべての物事の未来の姿に期待を膨らませることができる、まさに万博ならではのパビリオンだ。万博を訪れたら、ぜひ一足お先に、2050年の世界を先取りしてみよう。
(C)CAPCOM
取材・文=越前与
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