(写真:UPI/アフロ)
3月30日(日) 2:00
ドジャース・大谷翔平選手(30)が真美子夫人との電撃結婚を発表してから1年。公式行事など特別な機会には夫婦そろってドレスアップすることもあり、とりわけ真美子夫人のファッションは注目の的だった。
ファッションライターの味澤彩子さん(以下、カッコ内は味澤さん)は、真美子夫人が着るフォーマル服の“特徴”をこう分析する。
「真美子さんが大谷選手と公式の場に出る時は、大谷選手との色のリンク、夫婦で並んだ時のバランスを気にされて選んでいるように感じます」
私服ではカジュアルなファッションが多い真美子夫人。だが、昨年5月にドジャースタジアムで開催されたチャリティイベント「ブルー・ダイヤモンド・ガラ」では、雰囲気を変えたエレガントな全身ブラックコーデで登場。ドレスのブランドは、NY発祥のブランド「Elie Tahari」の品だと見られている。
ジャケットはシースルーになったシフォン袖がアクセントとなり、ボトムスはゆったりとしたパンツスタイル。サンダルやバッグも黒で統一されており、他の選手の妻やパートナーとは対照的に、肌の露出は少なく控え目な印象だった。
「フォーマルな場での真美子さんのファッションはデザインがシンプルで、光沢感やシースルーなど、素材でフォーマル感をプラスしたハンサムスタイル。身長が高いので、お似合いでご自身のヘルシーな雰囲気にもマットされていたと思います。また、真美子さんの人柄、夫への気遣いのどちらもあると思いますが、やはり強く受ける印象は、目立たないようにしているということです。
どんな服を着ていけばいいかわからず、事前情報が少ない場に出席する機会も多いでしょう。あまり冒険をするタイプではなく、今は試行錯誤しながら、自分なりにおしゃれを楽しんでいらっしゃるのではないでしょうか」
■フォーマル・ファッションからも見える「夫婦の仲睦まじさ」
ファッションからも謙虚な人柄が伺える真美子夫人だが、「ブルー・ダイヤモンド・ガラ」では夫婦の仲睦まじさが垣間見えた瞬間もあった。
それは、夫婦での2ショット撮影タイムのこと。撮影後に真美子夫人が1度離れる場面があったが、カメラマンから要望があったのか、大谷は真美子夫人を自分のもとに呼び寄せていた。2人は再び寄り添って撮影に応じ、大谷が妻をリードする様子に感激したファンも少なくなかったようだ。
続く7月に開催された「レッドカーペットショー」では、大谷がアンバサダーを務めるドイツ発祥ブランド「HUGO BOSS(ヒューゴ・ボス)」の服を夫婦そろって着て登場した。
このとき大谷は、ジャケットの裏側に愛犬・デコピンが刺繍された茶色いスーツを着用。真美子夫人は真っ白なノースリーブのパンツドレスに身を包み、夫婦仲良く手をつないで歩く姿は大きく注目を集めた。
そんな真美子夫人が大谷と一緒に「BOSS」の服を着て、夫婦で公の場に登場する姿はその後もたびたび見られた。
昨年11月のMVP発表時、大リーグ専門局『MLBネットワーク』に夫婦でリモート出演した際は、黒いモノグラム柄のロングワンピースを着用。今年2月にハワイの高級リゾート開発の着工式に参加した様子が、デベロッパーの公式サイトで公開された際も(現在は削除済み)、真美子夫人は白いロングワンピースを着ていた。いずれも「BOSS」のワンピースだと見られている。
夫婦でブランドをそろえるだけでなく、真美子夫人が着るワンピースの色味は、大谷との“リンクコーデ”が意識されているのではないかと、味澤さんは分析する。
「『レッドカーペットショー』では、“デコイカラー”のスーツを着た大谷選手とシャツのカラーが、真美子さんのドレスの色とリンクしていました。『MLBネットワーク』にリモート出演した際には、大谷選手はキャメルのジャケットに、インナーは黒でした。真美子さんは黒を基調としたロングワンピースを着ていて、“キャメル×白”のデコイが2人をつなぐ役割をしていたように見えました。
また、ハワイ島の着工式ではグレーを基調としたアロハシャツ姿の大谷選手に対して、真美子さんも白にグレーのボウタイがアクセントになっているワンピースを着ていました。夫婦ともにブランドを『BOSS』でそろえるだけでなく、色味をリンクさせたりするところにも、夫婦の仲のよさを感じます」
フォーマルな場だからこそ、夫婦の絆が伝わるファッションを選んでいるのかもしれない。