3月28日(金) 22:00
2人暮らしで必要な冷蔵庫の容量は、食材のストック量や自炊の頻度によって変わるため、個々の生活に合った適切なサイズを選ぶことが大切です。一般的には、2人暮らしであれば300~450リットルの冷蔵庫が推奨されています。
容量は、「70リットル×家族の人数+常備品分(100リットル)+予備分(70リットル)」という計算式を基準にしており、自炊を頻繁に行ったり、将来的に家族が増える可能性があったりする場合には、300~450リットルほどの容量であればよいでしょう。
ただし、冷蔵庫の設置場所やキッチンの広さも考慮しなければなりません。容量が大きい冷蔵庫はサイズも大きくなる傾向で、設置するスペースが狭ければ窮屈に感じる可能性があるでしょう。冷蔵庫の購入を検討する際には、設置する場所を考慮してサイズを選ぶことをおすすめします。
冷蔵庫の購入費用は、メーカーや機能、容量などさまざまな要因によって変動しますが、300~450リットルの大きさの場合、7~20万円程度が相場とされています。
ただし、基本的な機能のみを備えた冷蔵庫は比較的手頃な価格で購入できますが、最新のテクノロジーや省エネ機能を搭載したモデルであれば、その分価格が高くなる傾向で20万円を超える製品も存在します。
新しい冷蔵庫を購入する際に、なるべく価格を抑えたいと考える人も多いでしょう。冷蔵庫は決して安いものではないため、賢く購入することで家計の負担を軽減できます。ここでは、冷蔵庫を安く購入するためのコツを紹介します。
冷蔵庫を購入するなら、安売りされるタイミングを狙いましょう。多くの家電量販店は3月と9月に決算時期を迎えるため、この期間に大規模な決算セールが実施されることが一般的です。
また、6月や12月といったボーナス月も価格が下がる傾向にあり、高額な家電が売れやすく、割引やポイント還元のチャンスが増えます。
さらに、新製品が登場する前の8月や9月は、型落ち品の在庫処分が行われることが多く、値下げが期待できるタイミングです。クリスマスや年末商戦の際にも旧モデルが割引される場合があるため、これらの時期を見逃さないようにしましょう。
新しいモデルが発売されると、以前のモデルの価格が下がるため、型落ちの冷蔵庫をお得に手に入れるチャンスです。型落ち製品には最新の機能がないとしても、基本的な性能や機能には大きな違いがない場合がほとんどです。
また、展示品であれば、通常の価格よりもお得に購入できるケースがあります。新品同様の性能を持っている展示品を選ぶことも、賢い選択肢となるでしょう。
新しい冷蔵庫の購入時に古い冷蔵庫を下取りに出すことで、割引を受けられる店舗もあります。家電量販店のなかには下取りサービスを提供しているところも多くあり、このサービスを利用すれば古い冷蔵庫を処分する手間を省けます。
ただし、多くの店舗ではリサイクル料金や収集運搬費用が別途発生し、店舗によって料金が異なるため、利用する際は事前に確認することが大切です。
価格交渉は、冷蔵庫をお得に購入するうえで効果的な方法です。店員に、「この冷蔵庫を購入したいのですが、少し値引きしてもらえますか?」と尋ねてみましょう。
また、他の店舗の価格を提示することで、より有利な条件で交渉できる場合があります。さらに、冷蔵庫以外のアイテムも一緒に購入する予定があれば、まとめて値引きを交渉できます。勇気を出して交渉してみれば、思わぬ割引を得られるかもしれません。
2人暮らし用の冷蔵庫の予算として、一般的に7~20万円ほどを見込んでおくとよいでしょう。ただし、冷蔵庫は容量や機能に応じて価格が変わるため、生活スタイルに合った選択が重要です。
なお、安く購入するためには、セールのタイミングを狙ったり、型落ち製品や展示品を検討したりすることをはじめ、下取りサービスの活用や価格交渉も効果的なので、積極的に行動してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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