私は企業の受付として働いていました。1年ほど務めたころ、妊娠がわかったのですが……。
耳を疑う上司からの言葉…
上司に報告すると、信じられないことを言われました。上司は「受付は会社の顔だからねえ。男性社員に夢を見させてあげるのが仕事なのに、妊婦が受付にいたら萎えちゃうよ」と言ったのです。
あまりの衝撃と、ショックで何も言い返せなかった私は、あとから女性の先輩に相談しました。私の話を聞いた先輩は、そのまま上司のもとへ行き「私たちは男性社員のために働いてるわけではありません」と一喝。
上司は自分の発言の問題にまったく気付いておらず、女性社員から反発されるなど考えてもいなかったようで、とても驚いていました。そして、その後すぐに上司は私に謝罪してくれました。
はっきり言ってくれた先輩のおかげで、私は無事に産休まで受付として働くことができて、その後も受付の仕事に復帰することができました。復帰して驚いたのは、受付の仕事は女性という決まりがなくなり、妊婦用の制服もできていたこと。とても働きやすい職場に変わっていたのです。子育て中の今も後ろめたさを感じることなく働けています。やはり声を上げることは大切だなと感じました。
著者:松本 あおい/30代・女性・事務。ひとり息子を育てるワーママ。フルタイム勤務。
イラスト:市田スナオ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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