3月28日(金) 21:00
総務省統計局の「家計調査報告 2023年」によると、単身世帯の食費の月平均は4万6391円です。一人暮らしで食費に4万円をかけている人は、平均的といえるでしょう。
食費は生活スタイルや食の好みによって変わるため、「多すぎるかどうか」は一概には判断できません。ただし、外食が多かったり、コンビニでの購入が中心だったりすると、さらに出費が増える可能性があります。
自炊をすれば外食費を抑えられますが、どうしても手間や時間がかかり、続けるのが難しくなることもあるでしょう。しかし、効率的に自炊を続ける方法もあります。ここでは、自炊をメインにした節約方法を紹介します。
買い物に行くと、予定外の半額商品やお菓子に目がいってしまい、つい無駄な出費が増えてしまうことがあるでしょう。スーパーに行く回数が多くなるほど、衝動買いする頻度は高まります。食費を抑えるためには、まとめ買いが非常に効果的です。
事前に1週間分の食材をリストアップして、一度の買い物で必要なものをまとめて購入することで、無駄な買い物を減らせます。また、特売日やセールを利用して、通常よりも安く食材を手に入れるのも賢い方法です。チラシをチェックして、買い物の計画を立てておくとよいでしょう。
仕事や学業で忙しいなか、毎日料理をするのは大変なことです。疲れて料理をする気力がなければ、外食やテイクアウトに頼りがちです。そこで、休日を利用して1週間分の食事を作り置きすることをおすすめします。まとめて買った食材を無駄にせず、計画的に使い切れるため、食費の節約にもつながります。
自炊を続けるためには、完璧を求めないことも重要です。副菜は、レンジで温めるだけで食べられるものをはじめ、納豆や冷ややっこなど、調理の手間がかからないものを選ぶとよいでしょう。また、主菜や汁物は簡単にできるレシピから挑戦することで、無理なく自炊を続けられます。
一人暮らしの食費を抑えるには自炊が有効ですが、仕事やプライベートが忙しく、なかなか料理をする時間が取れない方も多いでしょう。しかし、ちょっとした工夫をすることで、外食やお総菜中心の食生活でも節約につなげることが可能です。ここでは、無理なく食費を抑える方法を紹介します。
同じ商品でも、コンビニよりスーパーで購入するほうが価格は抑えられるケースが多くあります。また、スーパーはお弁当や総菜などの種類が豊富で、価格も手頃なものが多いため、コンビニでの購入回数を減らすだけでも食費の節約につながるでしょう。
スーパーやコンビニのクーポンやポイントサービスを活用すると、食費の節約につながります。特売日にまとめ買いをしたり、会員限定の割引を利用したりするなど、小さな工夫を積み重ねるだけでも年間で大きな節約効果が期待できます。
「料理が苦手」「忙しくて自炊する時間がない」という方は、ご飯を炊くようにするだけでも食費の節約につながります。ご飯を炊いておけばスーパーやコンビニでおかずを買うだけで済むため、お弁当を購入するよりも安く抑えられるでしょう。また、炊いたご飯を小分けにして冷凍しておくと、必要なときに電子レンジで温めて手軽に食べられます。
一人暮らしの食費は、生活スタイルや食の好みによって異なるものの、単身世帯の平均は約4万6000円です。食費を節約するためには、自炊を基本にすることが効果的です。まとめ買いや作り置きなどで副菜を簡単に準備することで、日々の食費を抑えられます。自分なりの工夫で、無理なく食費を節約しましょう。
総務省統計局 家計調査報告 〔家計収支編〕 2023年(令和5年)平均結果の概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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