前回からの続き。私はナオコ(28歳)、会社員です。1年ほど前に、大学時代からお付き合いをしていた同級生のシュンスケ(28歳)と結婚をしました。私の両親は私たちと同じ市内にいて、義両親は隣の県に住んでいます。今のところ義両親との関係は良好。とっても優しい義両親ですが、私には悩みがひとつあります。義両親の方言が強すぎて、なにを話しているのかわからないことが多いのです!「多分こう言っているんだろうな……」と想定しながら会話をするのが結構しんどくて……。
義実家からさらに山間にある家に、義祖母がひとりで住んでおります。近しい親戚で義祖母宅近くにあるお寺に集合したのですが……。義祖母がすごい剣幕で怒っていたのです。
昨年行われた法事の際、義祖母が「次の法事からは普段着で」とキッパリ宣言したそうですが、当の義祖母は「言ってない」の一点張りなのだとか……。みんな、慌てて喪服に着替えます。
「念のため……」と、喪服を持参した甲斐がありました……ね……。
ネイティブイントネーションな方言で会話をする義祖母。正直もうなにを言っているのかさっぱりわかりません。まるで宇宙語です。そんな祖母が喋ると、全員が自然と祖母の方言につられるため、私はさらに会話が理解できなくなるのです。
突然会話を振られました。ピンチです。私は「相変わらずなにを話しているかわからないなー」なんて思いながら、その場でニコニコと座っていただけです。何度も聞き返して、その場の空気を壊すのもよくないなと思い黙っていました。結婚したばかりのため、まだ「ちょっとなに言ってるかわかんない!」とボケを入れるほどの間柄ではないのです。こんなときに限って通訳(シュンスケ)もトイレに行ってしまって不在だし……
同じ日本に住んでいるのに、ましてや隣の県に住んでいてこれほど言葉が違う地域があるとは思いませんでした!まだまだ日本にも私の知らないことだらけです。
しかし他県出身の親族のお姉さんが言っていた通り、一緒にいる時間が増えるほど、なにを言っているのか少しずつ理解できるようになったから驚きです。人間の耳ってすごいですね!今では通訳なしで義祖母とも会話ができるようになりました。
明るく優しい義両親ににぎやかな親戚たち。また会える日を楽しみにしています!
原案・編集部脚本・煮たまご作画・チル編集・横内みか
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