3月27日(木) 23:30
浄水ポットとは、ポット(ピッチャー)の形をした浄水器です。使用方法は水を注ぐだけと簡単で、浄水ポットからそのままコップに注ぐことができます。
ポットの中にはカートリッジと呼ばれるフィルターが入っていて、ポットに水を注いでから水がろ過されるまでに数分程度かかることがあるようです。
浄水ポットのメリットとして、比較的手の届きやすい価格帯であること、手軽に使用できることなどがあげられます。一方でデメリットとしては、2~4ヶ月に一度程度カートリッジの交換が必要なことです。水をろ過するのに時間がかかること、一度に作れる浄水の量が限られていることもあげられます。
では実際に、浄水ポットにかかる費用と、ペットボトルにかかる費用を比較していきましょう。
●4人家族で1日に飲む水の量:8リットル
●水道水1リットル当たりの料金:0.24円
●カートリッジ1個当たりの値段:1400円
上記の条件に当てはめた場合、浄水ポットに必要な費用は1ヶ月で約1458円です。
同じ条件でペットボトルを購入した場合、1ヶ月で2リットルのペットボトル120本が必要な計算です。1本当たりの金額を150円とした場合、1ヶ月に必要な費用は約1万8000円になります。
浄水ポットの本体を購入するのに5000円程度の初期費用がかかることもありますが、本体購入後のランニングコストで比べた場合、2リットルのペットボトルを購入するのと比べて1ヶ月で約1万6500円、1年で20万円近く節約できる可能性があることが分かりました。
浄水ポットを購入する際は次のようなポイントを意識するとよいでしょう。
●ランニングコスト
●注ぎやすさ、お手入れのしやすさ、水の入れやすさ
●ろ過するスピード
浄水ポットの購入を検討する際に注目すべきは、ランニングコストと使いやすさです。前述したように浄水ポットでは数ヶ月に一度カートリッジの交換が必要になります。
具体的には「カートリッジ1個の価格÷総ろ過水量」で水1リットル当たりのコストが計算できるため、費用をおさえたい方はランニングコストの低い浄水ポットを選ぶようにしましょう。
持ち手がついたものや水の注ぎ口が広いものは使い勝手もよく、ろ過するスピードが速いものであれば料理などですぐに使用したい場合に便利です。
浄水器の一種である浄水ポットは、手軽に利用できることがメリットです。一方でデメリットとしては、定期的にカートリッジの交換が必要なこと、浄水ポットの種類によってはろ過するのに時間がかかること、一度に作れる浄水の量が限られていることなどがあげられます。
浄水ポットと2リットルのペットボトルで比較した場合、浄水ポットは初期費用が必要ですが、本体購入後、1ヶ月にかかる費用を約1万6500円節約できる可能性があること分かりました。
浄水ポットは容量や形状をはじめ、カートリッジの性能もさまざまです。ランニングコストはもちろん、注ぎやすさやお手入れのしやすさなどにも注目して選ぶとおいしい水を快適に楽しむことができます。目的に合った浄水ポットを選び、毎日の飲み水にかかる費用を上手に節約していきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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