3月27日(木) 21:00
「4月に大分県で開催される『ジゴロック』という音楽フェスに明菜さんが出演します。’22年8月に再始動を宣言して以降も明菜さんは慎重な姿勢を崩さず、活動の本格化にはまだ時間がかかるかと思われましたが、そろそろ本領が発揮されるかもしれません」
こう語るのは音楽関係者。
“スローモーション”だった中森明菜(59)も、昨年11月には香取慎吾(48)とコラボ楽曲を発表するなど最近はスピードアップしているようだ。
「明菜さんがステージに立つのは昨年7月のファンクラブ向けイベント以来。ファン以外の人々もいる、いわゆる“公”の場で歌うのは’09年8月以来、実に16年ぶりとなります」(前出・音楽関係者)
約1万7千人を動員したという昨年の「ジゴロック」。今年も同程度の観客が見込まれ、明菜にとっては久しぶりの大規模なイベントだ。
「『ジゴロック』では小室哲哉さん(66)がプロデュースする企画があり、明菜さんはそこに登場します。小室さんが明菜さんに提供した楽曲『愛撫』、さらに『DESIRE-情熱-』などをコラボして披露する予定だといいます」(前出・音楽関係者)
小室は「ジゴロック」のYouTubeチャンネルで、「(明菜へのオファーは)文字どおり“ダメ元”って感じ」と語っている。人前にほとんど現れない明菜だけに、オファーを快諾されたのは小室にとって意外だっただろう。
同時に、海の向こうからも熱視線が向けられているという。
「実は今、中国・韓国で明菜さんの人気が高まっているんです。日本の’70~’80年代の音楽が世界的に流行していますが、特に韓国では音楽番組で『十戒(1984)』がカバーされるなど、明菜さんの知名度は抜群です」(前出・音楽関係者)
かつて日本中を熱狂させたのと同じように、明菜は中国や韓国でも旋風を巻き起こしているというのだ。
「BTSの所属事務所の創業者であるパン・シヒョク氏も明菜さんのファンだと公言しており、その影響かBTSメンバーも明菜さんの楽曲を好んで聴いているといいます。中国では、明菜さんのメークをまねる若者がいるそうです」(前出・音楽関係者)
中国・韓国のエンタメ業界から伝わってくる明菜ブームをテレビ局関係者は語る。
「韓国の音楽番組は、明菜さんに出演してもらうために日本のテレビ局などに相談していると聞いています。番組出演が実現すれば、その先には中国や韓国でのコンサートをすることもありえます。すでにラブコールは続々と届いているようです」
明菜のアジア進出の参謀となりそうなのが、ほかでもない小室だというのだ。
「小室さんはかつて、アジアでの音楽活動のための会社を持っており、華原朋美さん(50)や安室奈美恵さん(47)といった小室ファミリーのメンバーも所属していました。
こうした経験から小室さんにはアジア圏の音楽業界にコネクションがあるといいます。明菜さんのアジア進出に際しては、小室さんが助言できることも多いでしょう」(前出・テレビ局関係者)
さらにもう一人、明菜の背中を押す人物が。ASKA(67)だ。
「ASKAさんと明菜さんは同じレコード会社に所属していた時期があり、スタイリストなど共通のスタッフがいたこともあってかねて親交があります。ASKAさんが明菜さんに楽曲を提供したこともあり、明菜さんはその曲をとても気に入っているそうです」(制作関係者)
再始動後のメディア出演は数少ない明菜だが、’24年末から’25年初めにかけてASKAのラジオにゲスト出演している。
「明菜さんが久しぶりにASKAさんに連絡をしたことがきっかけとなり、ラジオへの出演が実現したそうです。さらに今年2月には、ASKAさんのコンサートに明菜さんがお忍びで訪れていたといいます。今も昔も信頼できる相手だからこそ、明菜さんはASKAさんとの交流を再開させたのでしょう。
ASKAさんも明菜さんを妹のように思っているのではないでしょうか。歌手としても高く評価しており、“また明菜に曲を書きたい”と話していたそうですよ」(前出・制作関係者)
ASKAは最近、アジア公演を開催したばかりだ。
「2月にマレーシア、3月に台湾でコンサートを開催し、今後は韓国でも公演を予定しているとのことです。ASKAさんは過去にもアジア公演を何度もやっているので、明菜さんもASKAさんにアドバイスを求めることもあるのではないでしょうか」(前出・制作関係者)
小室とASKA。明菜の頼れる参謀2人はくしくも昨秋、ラジオで共演している。
「日本の音楽業界をけん引した小室さんとASKAさんがタッグを組んで明菜さんのアジア進出をプロデュースするとなれば、大きな注目を集めますね。
明菜さんは今年7月に60歳の誕生日を迎えます。紆余曲折のあった歌手生活ですが、還暦でも果敢にアジアに挑戦してほしいです」(前出・音楽関係者)
日本を飛び出し、中国・韓国にも情熱を振りまいてくれるに違いない。