娘が小学校へ入学する前、先輩ママから、「小学校入学後は大変だよ、親の仕事が増えるよ」と言われていました。そこで、娘が年長のうちからできる限りのことをしておこうと、先輩ママに具体的なアドバイスをもらい、準備万端にしておいた私。けれどもいざ入学すると……思いもよらない事態が待っていたのでした……。
念入りにおこなった入学前の準備
娘の小学校入学にあたり、私は先輩ママから「人に慣れることと、生活リズムを作ることが大切だ」と聞いていました。そこで、いろいろ工夫することに。娘が年長の夏ごろから同じ小学校や登校班の子と一緒に遊ぶ機会を作ったり、小学校への通学路を一緒に歩いたりしました。
冬には事前に申請して、小学校の保健室やスクールカウンセラーの先生と顔合わせも……。また、朝の準備と夕方の勉強時間を作って生活リズムを整え、親子でできる限りの準備をして入学を迎えました。
いざ入学すると、娘は…
しかし、いざ授業が始まると、時間割通りに行動する窮屈さや新しいお友だちとの交流での気疲れ、ランドセルの重さでの疲れなど、娘の予想以上にしんどいと感じたようです。帰宅後や登校前には毎日のように「学校嫌だ、行きたくない」と娘は泣いて暴れるように……。
私は仕事があるので、娘をなだめてなんとか登校させていました。しかし、家でのかんしゃくが激しくなり、登校途中に家へ引き返すこともあったため、担任や学童の先生に相談することに。すると、学校では問題は特に起こっておらず、落ち着いて過ごしているとの返答でした。
私は勤務時間を調整し、送迎や娘との時間を増やしましたが、娘はかんしゃくに加えて夜中に寝ぼけたりしながら泣いて暴れるようになりました。そのうちに親子ともに寝不足が続いて衝突することが増え、私はこのままではいけないと思い6月に仕事を退職。それまで以上の時間を娘と過ごし、娘がどうしても登校を渋ったときは休ませるようにしました。
いつでも休める場所があることに安心したのか、娘はだんだんと落ち着きを取り戻し、9月の終わりごろには学校へもスムーズに行けるようになりました。
小学校入学に合わせて親子で準備をしましたが、予想以上の環境の変化に娘は順応できず、私は退職する結果に。私は、退職をとても悩みましたが親子ともに笑顔で過ごせる今の生活を気に入っています。
著者:大原まこ/30代女性/2017年生まれと2021年生まれの女の子のママ。理学療法士、FRPベーシックインストラクター、アロマテラピー検定1級の資格を保有。職業は理学療法士。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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