AKB48 18期研究生 迫由芽実「私にとってAKB48は終わらない青春。今もずっと続いています」

18期生の迫由芽実

AKB48 18期研究生 迫由芽実「私にとってAKB48は終わらない青春。今もずっと続いています」

3月27日(木) 4:00

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迫由芽実

2005年(平成17年)12月8日に秋葉原で産声を上げたAKB48。前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、篠田麻里子、大島優子、指原莉乃ら数々のスターを生み出し、誰もが知る国民的アイドルグループとなった。

あれから十数年、元号は令和に変わり、また新たなスター候補生が続々と加入している。当時とは異なる状況で、彼女たちは何を思いAKB48になろうとしたのか?どこを目指すのか?フレッシュメンバーの魅力を深掘りインタビューでお届けする連載「なんで令和にAKB48?」。

第20回は埼玉県出身、18期研究生の迫由芽実(さこ・ゆめみ)。ゆるっとした雰囲気が魅力のメンバー。前編はAKB48加入前の話を聞きましたが、後編はAKB48に入ってから、アイドルになれた喜びや現在の目標などを語ってもらいました。

■普段はふにゃふにゃしているけど、ダンスはバキバキに踊りたい ――オーディションに合格して初めて同期と会ってどうでした?

めっちゃ可愛いなって。最初の頃からフレンドリーにしゃべっていたイメージがあります。あと成田香姫奈(こひな)ちゃんはオーディションのときに話しかけていたんですよ。でもお互い合格するかわからないし、もう会えないと思っていたので、びっくりしました。

――レッスンの日々が始まりました。

ダンスは少しやっていたし、お姉ちゃんと一緒にK-POPの振りコピをしていたので、覚えるのは得意かと思っていたのに、やってみたら技術が全然なくてヘロヘロでした。でも、八木愛月ちゃんとか山口結愛ちゃん、秋山由奈ちゃんはバキバキに踊れていて、もう焦りしかなかったです。

――勉強以外は何でもできるって自信があったんですよね?

ダンスも歌も全然だし、現実と理想のギャップを痛感しました。とにかく練習するしかないっていう。もらったアドバイスに沿って家でひたすら練習する日々でした。でもダンスは好きだったので、大変だとは思わなかったですね。

――それならよかった。

最初に覚えたユニット曲は『涙の表面張力』という難しい曲でしたが、同期は完璧に仕上げてくるだろうから、自分も頑張ろうって。下手かもしれないけど、少しずつ形にできたなって。

――お披露目で18期生は全員で高難易度のダンス曲『根も葉もRumor』を披露しましたよね。

お披露目であの難易度はヤバくないですか?MVで見ていて、別次元だと思っていた曲を、まさか自分が披露するときが来るんだって。しかもお披露目ですよ!

あの曲は「ウィッチウェイ」という、すごく難しい足の動きがあって、最初は全然できませんでした。でもお披露目が終わって先生から「こんなにできると思わなかった」と言ってもらえて。

――頑張ったんですね。

はい! やれない自分を嫌だと思うタイプなので。ちゃんと準備していきたいし、自分の中での完璧じゃないと納得いかない人間なんです。

――今はダンスをすごい踊れていますよね。

普段、ふにゃふにゃしていると言われるのは、別にいいんです。でも、ダンスはバキバキでかっこよく踊れた方がいいなと。

私は身長が高い方で前髪もないので、ダンスの先生とかファンの方にも目立つと言われているんです。そこで、ふにゃふにゃと踊ってしまう自分は嫌だなと思いました。今では手先の表現だったり、背筋もちゃんと伸ばすようになったり、色々意識しようって。

――人前に出るまでは、そこまで意識していなかった?

AKB48に入ってから、みんなに「ふにゃふにゃだね」って言われて。ダンス練習の動画を見たら、同期や他のメンバーさんと比べると、全然力が入っていないことに気が付きました(笑)。それでひとつひとつ意識して丁寧にやらないとダメだなと。

迫由芽実



■選抜メンバーにならないと見えない景色を私も見てみたい! ――加入して2年になりますが、大変だったことは?

やっぱりコンサートですね。いつもの劇場公演と比べて、覚える曲数が本当に多くて。初めて長尺でステージに出たのが武道館のコンサートでした。

――柏木由紀さんが中心となって、3公演のセットリストを考えたときですね。

朝起きてレッスンに行って、夜まで練習して、移動中も内容を覚えるし、家に帰ってからも復習、みたいな日々が続いて、何をやっているのか分からなくなりました。「AKB48の活動って半端ない」と思いました。

――こんなすごいと思わなかった、と。

アイドルって本当に曲をいっぱい覚えないといけなくて、ダンスも振り以外に立ち位置もあるから......。自分もファンとして見ていたので分かってはいたけど、立ち位置の番号が「23.4......」とか。「何それ?」みたいになりました。

――立ち位置はセンターを0番として、そこから離れるにつれて番号が増えると聞きましたが、小数点以下もあるんですね。

知らない世界にどんどん踏み込んでいく感覚と同時に、着実に「私はAKB48なんだな」と思うようになっていきました。



迫由芽実

――活動していて楽しいことは。

全部楽しいですが、劇場公演やライブ、コンサートが大好きです。覚えることは多くて大変ですけど、ファンの皆さんと目を合わせたり、みんなで一緒に盛り上がったり。そういう空気感が大好きです。

昔からいろんなアイドルのライブを見て、自分もステージに立ちたいと思ったのがアイドルを目指すきっかけだったので、やっぱりライブが1番楽しいなって。

――見える景色は全然違いますか?

ファンとしてライブを見ているときは、楽しみたいからペンライトを振っていました。でも自分がアイドルになってみると、ファンの方がペンライトを振ってくれたり、自分の名前を呼んでくれたりすることが、なんて嬉しいことなんだろうって。ファンとして見ていたからこそ、感動が桁違いでしたね。

――今のAKB48は見ていてどう思いますか?

ダンスを揃える意識がすごかったり、先輩から「もっとこうした方がいいよ」とかアドバイスもらえたり。メンバー同士、いい関係ができていると思います。

――昔のAKB48と比べるとどうですか?

幼稚園のときからAKB48を見ていて。『会いたかった』とかは歌っていたし、神7の方々のご活躍も見ていました。

将来の目標を聞かれても「AKB48になりたい」と言っていました。今そのグループに自分が入って、小さいときに歌って踊っていた曲を、ステージで歌う日が来るなんて、夢のような場所に入れたんだなと思っています。憧れていたものになれた驚きと感動に日々包まれています。

――今後の夢はありますか?

まずは昇格したいです。やっぱり研究生の段階だと胸を張って「AKB48です」とは言えないと思います。

あとは選抜メンバーになりたいです。先日、「AKB48のどっぼーん!ひとりじめ!4周年記念ライブ!」という、ゲームアプリでランキング16位までに入ったメンバーが出演できるライブなのですが、モニターに自分の映像が流れていたり、「もし選抜メンバーになったらこんな感じなんだろうな」って。

選抜メンバーにならないと見えない景色って絶対あると思うので、そういう景色を見てみたいです。

――ライブに出たことで選抜への思いが強くなったんですね。最後に、迫さんにとってAKB48とは?

「終わらない青春」ですかね。忙しかったりすることもありますが、練習のときにみんなと目が合って、笑い合ったりする時間とか、すごい青春だなと思って。青春をしてこなかったので、終わらない青春が今もずっと続いているなと思います。

【連載「なんで令和にAKB48?」は木曜日更新。次回は4月10日、成田香姫奈が登場予定】

迫由芽実

●AKB48

2005年(平成17年)12月8日、秋葉原のAKB48劇場で1期生お披露目。

2022年(令和4年)5月4日に17期生、2023年4月9日に18期生、2024年3月17日に19期生、12月20日に20期生がデビュー。

65枚目シングル『まさかのConfession』が4月2日に発売!最新情報は公式ホームページをチェック

●迫由芽実(さこ・ゆめみ)

2006年2月5日生まれ埼玉県出身

身長162cm

Nickname=ゆめみん

公式X【@yumemi_sako0205】

公式Instagram【@yumemi_sako0205】

取材・文/関根弘康撮影/篠田直人

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