【怪獣8号】「保科の休日」からの福西勝也、加藤渉、河西健吾の休日鼎談!

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【怪獣8号】「保科の休日」からの福西勝也、加藤渉、河西健吾の休日鼎談!

3月27日(木) 3:05

3月28日(金)より3週間限定で、『怪獣8号』第1期総集編/同時上映「保科の休日」が全国32劇場にて公開。第1期を振り返りつつ、完全新作エピソード「保科の休日」の印象や見どころなど、日比野カフカ/怪獣8号役の福西勝也、市川レノ役の加藤渉、保科宗四郎役の河西健吾に聞いた。「休日の過ごし方は?」という質問には意外な答えも。和やかムードながら、作品愛と熱さも感じさせるトークを繰り広げてくれた。

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「アニメってこうだよな」と、改めて思い返すことができました。(河西健吾)

――最初に『第1期総集編/同時上映「保科の休日」』の話を聞いたときの印象、発表後の周囲の反応や反響など教えてください。

福西:1期放映時、友だちや知り合いから「観たよ」という反応が大きくて、公式から何かの発表があるたびに「楽しみだね」と言ってくれる人が多くなりました。今回の『第1期総集編/同時上映「保科の休日」』も「観に行くよ!」という声をたくさんいただいています。私の周りは、なぜか”保科推し”が多くて(笑)。「保科の休日」が楽しみという声が多いです。

河西:Xの反応ですけど、メインは第1期総集編なのに「総集編キター!」ではなく、「保科の休日キター!」という反応が多くて。「違う違う、あくまでも同時上映でメインは総集編だから、メインをちゃんと観てくれよ!」と思いつつ(笑)。でも保科の休日が紐解かれていくのは楽しみですね。

加藤:「保科の休日」のキービジュアルが出たときの反応は大きかったです。それと「保科の休日」は、『ミニっと!かいじゅう8号』のようなミニアニメかな?と思っていたら、ガッツリアニメ1話分くらいのサイズで起承転結のある話になっていたので、少し意外でした。河西さんも「総集編がメイン」とおっしゃっていますが、僕としては両方とも見どころがある、素晴らしい作品になっている印象です。

――第1期総集編は、あのバトルが映画館のスクリーンで観られるうえに音も迫力のあるものになっているそうですね。

福西:昨年立川シネマシティさんで全話オールナイト上映というのがありまして。夜から12話を連続で上映して、見終わって外に出ると朝日が上っているという、なかなかエモいイベントだったのですが、私、それに行きまして、映画館で観たんです。そのときの音響よりも、今回は音の再編がかなりされていて、より映画館で観るのに適したダイナミックなものになっているそうです。なので私も、どんな音になっているのか肌で感じるのが楽しみです。

――怪獣の足音とか振動とか?

福西:隊員が走る音とか、そういう色んな音も含めて臨場感がマシマシになっているそうです。そのワクワクが今は強いですね。

河西:ものにもよりますけど、昔はTV放送が終わった後に劇場版が地続きにあったので、アニメはそうあるべきだと思っていて。『怪獣8号』は総集編ではあるけど、劇場で観られるのが、いちファンとしてもすごく贅沢で、「アニメってこうだよな」と、改めて思い返すことができました。そういう意味でもやってくださって、僕としてもすごく嬉しいです。総集編に入っていないシーンもあるんですけど、それを補って余りある映像や音響があって、幼少期に観たアニメの劇場版作品よりも、さらにパワーアップしたものをお届けできることが嬉しいです。

――細かいところまで観られますね。

河西:なので皆さん、なるべくスクリーン全体が視覚に入る後ろのほうでご覧ください。前だと首を動かしている間に、端っこの細かい部分を見落としちゃうかもしれないので。

加藤:単に総集編ということだけでなく、観に行きたくなる要素がすごくたくさんあります。
今後への期待を持てる施策になっていると思うので、そういう意味でも楽しみです。

「ちゃんと集中力を途切れさせず、収録できていたな」って、自分を褒めてあげたくなりました。(福西勝也)

――「保科の休日」のお話を聞く前に第1期を振り返って、大変だった収録や印象に残っているシーンなど教えてください。

加藤:総集編を最初に観たとき、カフカの物語の始まりとして、レノとの出会いなどが冒頭に描かれていて。アニメ第1期が放送・配信されたときは、アフレコからそんなに時間が経っていなかったので、「どうなっているのかな?」というハラハラ感がありましたが、総集編で同じシーンを観返したとき、冷静に「面白いな」「よくやっているな」って、思いました。総集編はいちユーザーとして観ることができ、すごく楽しい作品をみんなで作ったんだなって。カフカを中心とした会話の掛け合い、女の子を助けるところ、カフカとのスラップスティック・コメディ的なところ、いろんな表情を序盤から見せることができていたことを確認できました。

福西:総集編は、結構カフカの成長にフォーカスされた構成になっていると思いました。段階を踏んでわかりやすく観ることができて、(加藤)渉くんと同様、「自分、よく頑張ったな」とより思えました。

――カフカは大声で叫んでいることが多いですからね。

福西:よく叫んでいるし、かと思えば思い悩む長いモノローグがあったりと、大きな波が何度もあります。たとえ総集編に入っていないシーンがあったとしても、その波が変わらず続いて、感情表現がなだらかに進んでいっていることが確認できたのは、すごく大きかったです。「ちゃんと集中力を途切れさせず、収録できていたな」って、自分を褒めてあげたくなりました。

河西:これはアニメ第1期を録ったときの話ですが、最初は台本に「保科流”抜刀”術」と書かれていたんですけど、原作では「保科流”討伐”術」だったんです。現場で修正が入って。でも「抜刀術で練習して口が慣れてしまっていたから、「討伐術」が言いづらくて(笑)。10号と戦うシーンも気合いを入れていたのですが、「討伐術」のところで嚙んでしまって、10号役の三宅健太さんから10号のアノ声で「今、なんて言ったんだ!」って言われて、「ハイ、すみません」って(笑)。その後も付属物でたくさん収録しましたけど、そのたびに「討伐術」で苦戦して、最終的に「討伐術」と言えているところをコピペしてもらえませんか?って、思ったくらいです。総集編を観て、改めてそんなことを思い出していました。

――今はもう大丈夫ですよね。

河西:今も言いづらいです(笑)。技数も一式から六式までありますし。総集編を観て、話が戻っちゃいますけど、僕は「討伐術」を言うシーンになると「よし、言えている」「今の甘かったか」と気になってしまって。本編に集中できなかったです。でも皆さんは、そんなことは気にせず楽しんでください。

福西:もう、みんな気になっちゃっていますよ(笑)。

休みなのに筋トレするレノにちょっと同情しました。(加藤渉)

――そんな保科が活躍する「保科の休日」では、保科の乗っている車や、隊員たちの意外な一面がたくさん出てきます。

河西:みんなの私服が観れたり、休みの日の過ごし方も分かります。レノはレノで、休み下手だし。

福西:カフカもカフカで、いつも夜遅くまで勉強しているのに、結局休日は無理がたたってプラマイゼロに戻っちゃうみたいな感じが、すごくカフカっぽいと思います。「保科の休日」でのカフカの立ち位置も納得だなって。「たしかに!」って思いました。カフカって、良くも悪くもその場をかき回してしまうので、どこか彼中心に場が進んでしまうんです。そういう意味では、あのような立ち位置じゃなかったら、「保科の休日」にはならなかったと思います。

河西:カフカだったら、すぐ話しかけに行ってしまって、尾行にならないと思う。

福西:そうそう。レノと伊春だからこそ、ちょっとロードムービーチックになったんじゃないかと思います。カフカを演じる身としては、こんなに気が軽い『怪獣8号』の収録は初めてで、収録中はみんなのお芝居をニコニコしながら観ていました。

――レノは休み下手で、真面目なレノらしい過ごし方だと思いました。

加藤:僕は台本を読んで驚きました(笑)。休みと言われて、いつも訓練でやっている筋トレしか浮かばないことに、ちょっと同情してしまって、「もっと何か見つけような!」って思いました。あとファンとしては、キャラクターたちの私服衣装のビジュアルが映像で動くことが楽しみです。

――「保科の休日」というタイトルなので、それぞれの休日についても伺いたいです。加藤さんは先ほどのお話から、休日に体を鍛えたりは?

加藤:一切ありません。僕はオタクなので、オタクコンテンツの摂取は休みに限らずやっていますが、時間がなければできないこともあるので。僕は、休みの日もお芝居をしています。

福西:どういうこと?

加藤:休みの日に、予定が合う人たちとスタジオを借りて、自分がやりたい作品のお芝居をするというのが、一番贅沢で楽しい時間だなと思っていて。その瞬間がすごく好きなんです。

――休みの日にも仕事である芝居をしているのは、結局レノと同じでは?

福西:そうだよ!

加藤:違いますよ。レノは休みにやることが見つからなくて筋トレをしていますが、僕は自分が楽しむためにお芝居をするので。仕事としてのお芝居のときは、不安や責任を抱えながらやっていますけど、そこから解放された状態でやるお芝居は、すごく気持ちが良くて最高の休日なんです!

――基本、お芝居が好きなのですね。河西さんはいかがですか?

河西:我々の職業は、朝に仕事があって次は夕方とか、時間が空くことが多くて。僕はそこで趣味のことや筋トレとかもやっているので、休みの日は逆に何もしないことに決めています。だから明日が休みだと分かっていれば、アラームをセットせずに寝て、何時までも寝ていていいというのが、僕の休日の過ごし方です。昼に起きたら、そのときに何をしようか考えて、お腹が空いていたらブランチに行こうとか。起きたら夕方だったときは、夕方からできることをしようとか、その瞬間を楽しもうという考えです。

福西:アクティブなイメージがありましたけど、それは仕事の日にやっていたんですね。

河西:休日は休日。何もしない。

福西:私は古着やアンティークなどの、生きる上で絶対は必要ないものを集めるのが好きなんです。これは渉くんと通じるところで、無駄を重ねることに気持ちよさがあるなと思って。休日はハンドメイドマーケットや骨董市によく行きます。そこで古着を物色したり、ちょっとしたアクセサリーを見つけたり、「何に使うんじゃい!」みたいなものを収集したりすることが、私の一番の休日の過ごし方です。昨年行われたコラボイベント「防衛隊員の休日」の期間中に、ちょうど立川の国営昭和記念公園で骨董市が開催されていて。公園を見て回ったあと、別所で展示されていた怪獣8号の立像を拝んで帰りました。これからも、自分の趣味と仕事がリンクするような機会に恵まれたらいいなと思います。

第2期は「新しいフェーズ」。引き続きカフカの成長に注目!(福西勝也)

――では最後に、7月から放送のアニメ第2期に向けての意気込みや見どころを教えてください。

河西:第2期のティザービジュアルは、鳴海がバーンと描かれていましたが、保科も亜白隊長も、他の隊員もちゃんと出てきますので、そこは皆さんご安心ください(笑)。第1期で立川基地が半壊して機能しなくなってしまったことで、舞台となる場所が遷り、新しい隊員もたくさん出てきますので、新たな気持ちで臨んでいます。各々のパワーアップにも期待しながら、楽しみにしていてください!

加藤:第1期の終わりのほうで、第3部隊の隊員たちがそれぞれ他の部隊の所属となることを告げられるシーンがあったので、第2期は様々な視点で描かれて行くのだろうと思います。原作を読んでいる方なら、バトルが増えている印象もあると思うので、それがどう映像化されるのか楽しみにしていてほしいです。また第1期のときは、原作を補完するかたちで描写の掘り下げがあったので、第2期でもどれだけそういった描写が増えるのか、僕自身も楽しみにしています。今回の「保科の休日」とか「ミニっと!かいじゅう8号」とか付属物も広がっているので、それらの展開も楽しみにしていただけたらと思います。

福西:第2期の見どころとしては、まず鳴海を始めとした新しいキャラクターが躍動するところ。収録をしていても「新しいフェーズ」に入ったなという気持ちが、カフカを演じる身としてすごくしていて、食らいつくのに必死というか。環境は変わってもカフカはカフカらしく、ということを一番大事に演じています。あと演じているからこそのひいき目ですけど、引き続きカフカの成長に注目してほしいです。今までとは違う新しい問題にたくさんぶつかっていくなかで、力を使っているばかりではいけない、抑えなければいけないときもある、でも精神的に振り切らなきゃいけないときもあったり……。難しい塩梅を求められるシーンが次々と訪れ、お芝居としても難しくなっているので、それをたゆまぬ努力で表現し続けられたらと思っています。スタッフ全員で素敵な作品を作っていますので、7月までしばしお待ちいただけたらと思います。
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