中高生女子の自殺リスク高まる?あなたのいばしょがデータから考察

(OvO)オーヴォ

中高生女子の自殺リスク高まる?あなたのいばしょがデータから考察

3月27日(木) 6:20

提供:

とても悲しいことだが、近年、子どもの自殺が増えているという。警察庁の発表によると、2024年の小中高生の自殺者数は527人(前年比14人増)となり、過去最多を記録した。その内訳は、小学生15人(前年比2人増)、中学生163人(同10人増)、高校生349人(同2人増)、男女別では、男子239人(前年比20人減)、女子288人(同34人増)で、小中高生の自殺者数が過去最多を記録するとともに、女子の自殺者数が2009年以降で初めて男子を上回った。

そうした中、特定非営利活動法人あなたのいばしょ(東京)は、2024年の自殺統計(令和7年1月29日〔暫定値〕発表 警視庁「令和7年中における自殺の状況」)とあなたのいばしょの相談データ(「あなたのいばしょチャット相談」に寄せられた2024年1月1日〜2024年12月31日の相談)を分析し、調査結果を発表した。

それによると、10代女性、特に中高生女子からの相談が顕著に増加する一方、小中高生全体の相談も増加傾向となった。中でも小学生からの相談の増加率(前年比27%増)が中学生(同18%増)を上回ったのが目を引く。

一方、相談内容の傾向(小中高生全体)としては学校関連(30.5%、前年比42%増)、親族関係(9.2%、同57%増)、虐待・暴力(7.9%、同85%増)、生活・経済的問題(1.4%、同60%増)という結果となった。

以上の調査結果から、あなたのいばしょでは、以下のように考察している。

(1)10代女性、特に中高生女子の自殺リスクが高まっている可能性があり、早急な対策が必要である。

(2)小学生からの相談増加は、低年齢化する相談者への対応の重要性を示唆している。

(3)小中高生の相談内容から、学校や家庭環境の改善、経済的支援の必要性が浮き彫りになっている。





【関連記事】
青木ケ原樹海をドローンで巡回自殺者の減少目指し、JDRONEが山梨県から受託
障害のある子どもと家族を招待7月19日、神戸どうぶつ王国が募集中
ミカン農家に挑戦、離島でキッチンカー、クラフトビール造り・・・松山市が移住者インタビュー紹介
立教大が「環境学部」開設へ環境リーダーの育成目指す
2024年度農林水産業みらい基金の応募受け付け7月1日まで
OVO

国内・経済 新着ニュース

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ