1DKの「汚部屋」暮らし。使っていないスペースに“家賃”をいくら払ってる?「都内26㎡・家賃9万円」で試算

1DKの「汚部屋」暮らし。使っていないスペースに“家賃”をいくら払ってる?「都内26㎡・家賃9万円」で試算

3月25日(火) 20:10

都内で一人暮らしをしていると、限られたスペースをいかに効率よく使うかが良質な暮らしをするうえでのポイントになります。しかし、気づけば使わない荷物や不要な家具で部屋が圧迫され、「汚部屋」状態になっている人も少なくないのではないでしょうか。 今回は、26平方メートル・家賃9万円の1DKの部屋を例に、使っていない荷物が4畳分を占拠している場合、そのスペースにどれだけの家賃を支払っているのかを試算したうえで、見えない損について解説します。

4畳分の「死にスペース」の家賃はいくら?

汚部屋状態の使っていないスペースが家賃いくら分に相当するのか計算してみました。
 

〈前提条件〉

・部屋の広さ:26平方メートル
・家賃:9万円
・使っていないスペース:4畳(約6.5平方メートル)

 
家賃9万円で26平方メートルの場合、1平方メートルあたりの家賃は約3500円です。これを4畳分で計算すると3500円×6.5平方メートル=約2万3000円になります。つまり、使っていないスペースに毎月約2万3000円の家賃を支払っていることになります。年間にすると、約28万円もの無駄なコストが発生している計算です。
 

無駄な家賃を減らすための断捨離・整理整頓のコツ

部屋を効率的に使うためには、不要なものを減らすことが大切です。使わない物に家賃を払い続けるのはもったいないです。ここでは、簡単に実践できる整理整頓のコツを紹介します。
 
1.「1年使わなかったものは処分」のルールを設定
1年以上使っていないものは、今後も使う可能性が低いと考えられます。季節物を除き、このルールで大胆に整理しましょう。思い出の品や「いつか使うかも」と取っておいたものも、冷静に見直すことが大切です。迷ったときは、写真に収めてから手放すのも効果的な方法です。
 
2.収納スペースを「見える化」する
収納ボックスや棚を使い、どこに何があるのかを一目で把握できるようにすることで、不要な物がたまりにくくなります。ラベルを貼る、透明な収納ケースを使用するなどの工夫で、管理がしやすくなります。また、定期的に見直すことで、物の増加を防ぐことができます。
 
3.フリマアプリやリサイクルショップを活用
使わなくなった家具や家電は、フリマアプリで売ることでお小遣い稼ぎにもなります。売れなかった場合は、リサイクルショップへの持ち込みによる処分も検討できます。特にブランド品や状態の良いアイテムは、思わぬ高値が付くこともあります。不要なものを手放すことで、部屋も心もスッキリします。
 
4.貸倉庫の活用も視野に
どうしても手放せないけれど普段は使わないものは、トランクルームなどの貸倉庫を活用するのも1つの方法です。お金はかかりますが、頻繁に使わないアウトドア用品や季節限定のアイテムは、外部収納を利用することで部屋が広く使えます。
 

使わないスペースが家計に与える影響を理解し、整理整頓を心がけよう

都内で家賃9万円の部屋で、4畳分の「使わないスペース」に月2万3000円もの家賃を払っていると考えると、整理整頓の重要性を再認識できますよね。
 
断捨離をすることで、部屋が広くなるだけでなく、経済的、精神的なメリットも生まれます。この機会に、自分の部屋を見直してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【関連記事】

財布を拾ってくれた人に「お礼に10万円払え」と言われた! 本当に払う必要はある? 元警察官の筆者が解説!
【要注意】お店の支払いを「QRコード」で完了→その直後に「身に覚えのない決済」が! もしかして“詐欺”!? 手口と対策を解説
タクシー代を「クレジットカードで払う」と伝えたら、露骨に嫌な顔をされました。運転手の人の給料が減るなど、なにか困るような理由があるのでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド

新着ニュース

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ