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前回からの続き。私はアキナ。夫の「無痛分娩では親になる自覚が生まれない」「痛みがないと、今後子育てでくじけそうになったときに踏ん張れない」という言葉に心底呆れています。だからネットのネタ話である「アステカ式出産」をしようと夫に提案しました。それなのに夫は顔を真っ青にして拒否するんです。私だけが痛ければいいと思っていた?自分は痛みもなく高みの見物で、私の出産方法に口をだしてきたわけ?私の怒りは収まりそうにありません。
夫はしょんぼりしながら「……ごめんなさい……」と、謝ってくれました。
結局私は無痛分娩で出産しました。無痛分娩とはいうけれど痛い陣痛も体験したし、はじめてのことでいまどうなっているの!?と終始緊張と恐怖の連続でした。
私は痛みを夫へ当たり散らすことで乗り越えました。夫は赤ちゃんがでてくると感動して泣いていました。
私は赤ちゃんを抱きながら、痛みの強さが弱くたって、強くたって、たとえ痛みが一切なくたって、長い時間私のお腹にいたんだから愛せないはずないと、これからの子育てに向けて決意をあらたにしました。
アステカ式出産方法にビビったからなのか、私の怒りに触れたからなのか。夫はそれから二度と分娩方法に口をだしてくることはありませんでした。理想があったのかはよくわかりませんが、私の出産なのに自分の考えを共有できると思っていることに驚きました。
痛みがあってもなくても、私たちは親。そんなことで責任から逃れることは絶対にしないし、させません。
原案・ママスタ脚本・物江窓香作画・森乃クコ編集・横内みか
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