勉強漬けの毎日/(C)しろやぎ秋吾/KADOKAWA
ただ幸せでいてくれたらいい。息子の誕生の瞬間に思うことは、それだけだったはずでした/すべては子どものためだと思ってた(1)
体の弱い息子のために、一体何ができる?
「子どものための正解」を探り続けた母の行く末とは。
未熟児として生まれた土井家の長男・こうたは、体が弱く自己主張もあまりしないタイプ。そんな息子に対し「特別じゃなくても普通の幸せをつかんでほしい」と願う母のくるみは、とあるきっかけで息子が小学校内でクラスメイトから下に見られがちなことを知ってしまいます。
「親が行動しないと子どもに普通の幸せを与えられない」そんな考えに取り憑かれた母は、息子の中学受験を決意。受験勉強を頑張るこうたのために様々な情報を仕入れてきますが、その思いが我が子を、そして家族を次第に追い詰めていき…?
毒親問題に切り込むエピソードをお送りします。
※本記事はしろやぎ秋吾著の書籍『すべては子どものためだと思ってた』から一部抜粋・編集しました。
■私は間違っていなかった
著=しろやぎ秋吾/『すべては子どものためだと思ってた』
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