京都鉄道博物館で、2025年5月6日(振休)まで開催中の企画展「きかんしゃトーマスの世界展 ~はたらく機関車たちのおはなし~」のプレスイベントに、応援サポーターの板垣李光人さんが登壇。「子どものころからトーマスが大好きだった」という板垣さんならではの思い出や、推しの機関車についてトーク。今回の企画展では、板垣さん書下ろしのオリジナルアートも展開されており、作品に込めた思いも語ってくれた。
【写真】幼い頃の板垣さん。トーマスランドで「ジェームス」とパチリ
■「きかんしゃトーマス」の歴史を深堀り!原作絵本の出版から今年で80周年
今回の企画展は、原作絵本の出版80周年を迎えた「きかんしゃトーマス」の歴史を振り返るもの。絵本やテレビアニメなどの変遷で変化を遂げてきた作品の世界観を紹介しながら、実際に撮影に使われてきた手作りの模型や絵本原画などを展示している。長年にわたり世界中の子どもたちに愛されている秘密を、ジオラマやフォトスポット、最新のデジタルコンテンツなどでじっくり深掘りできる内容になっている。

板垣さんは、幼いころからトーマスが大好きだったとのこと。会場にはそれを裏付ける1枚の写真が登場した。幼い板垣さんがキャラクターと共に映ったスナップ写真だ。
「これは、富士急ハイランドの中にある、トーマスランドでの写真です。一緒に映っているのは『はちにさされたきかんしゃジェームズ』ですね。トーマスランドにはしょっちゅう足を運んでいて。これはあまり胸を張っていうことじゃないんですが、学校を休んでまで行ってたくらい好きでした」というエピソードも飛び出した。「模型のおもちゃもたくさん集めていたし、トーマスと共に成長していったという感じでしたね」(板垣さん)。

■人が手で作り上げていた時代の模型はすごく貴重!
展示内容についても、「絵本の原画からアニメーション、さらに、そこから展開されていったグッズやコンテンツのことがすべて網羅されていて、トーマスファンには垂涎ものです」と感想を述べた板垣さん。特に、個人的に時間をかけて見たいと思ったのが「アニメーションの撮影で実際に使っていたモデル」とのこと。「アニメとして見ることはあっても、実際に使われていたものをあれだけ間近で見られることってなかなかないと思います」と力説。「トーマスは表情が豊か。その一つひとつを実際に人が彫って作っていたということから、温かみやおかしみがすごく感じられて、とても貴重だと思いました」と話した。

■トーマスの住む世界がジオラマに!板垣さんの朗読が世界観をもっとリアルに
展示の中には、トーマスが住むソドー島のジオラマも展開。ここでは、物語の名場面となった場所も示されていて楽しいスポットとなっている。

今回板垣さんは、ジオラマに合わせて流される音声ガイドで、絵本の一節を朗読した。「録音しているときは実感があまりなかったんですが、いざジオラマを目の前にして、ソドー島の景色と自分の声が一緒になっているのを見ると、すごく不思議な感覚ですね」
■板垣さんおすすめの限定グッズとは?
続いて、板垣さんが気になった限定グッズの話題に。展覧会の中にあるフォトスポットのパネルのデザインがとても気になったという板垣さんは「トーマスってやっぱりすごく人間らしいんです。キャラクターの“かわいい”を超えたような魅力が詰まってる。だから、パネルと同じデザインのクリアファイルやマグネット、キーホルダーが気になりました」と楽しそうに語った。「全部そろえたくなる!見ていて飽きない」とも。また、実際の絵本をモチーフにした2冊のノート(各495円)にも魅かれたそう。「実際にその絵本も展示してあって。トーマスファンだったら、自分オリジナルの絵本とかね、書いちゃったりもできちゃったりして?」とにっこり。もしかすると板垣さんオリジナルのトーマスシリーズが誕生する日がくるのかも?


■板垣さんの推しキャラは?書下ろしのイラストも必見!
原作絵本出版80周年を記念して、昨年末から今年2月にかけて「推しキャラ選手権」が実施され、板垣さんも実際に投票したとのこと。推したのは、女の子初の蒸気機関車「レディー」だったそう。そして、板垣さんは今回の企画展のために、トーマスとレディーを主人公にしたイラストを書き下ろした。
「僕は、レディーというキャラクターがすごく好きなんです。レディーにはほかの機関車とは違う魅力があって、クラシカルでエレガント。イラストも、トーマスと逆さにした構図にしてみました」と解説。さらに、「目線を合わせているのも、『きかんしゃトーマス』が繋がりや絆を大切にしている作品だと思うので、言葉を交わしていなくても、目線で繋がりがわかる感じが出ればいいなと。それを意識しました」とイラストに込めた思いを話してくれた。

また、「実はハロルドも好きです。機関車じゃなくて、ヘリコプターなんですけど(笑)」と意外な裏話も飛び出した。「丸いフォルムにつぶらな瞳がすごくかわいいなと」(板垣さん)
■トーマスの歴史を京都鉄道博物館で見られるのはすごく素敵なこと
最後に、「80年も続いている、全世界で多くの人に愛されている機関車がトーマスだと思いますし、その歴史を京都鉄道博物館で見られるというのはすごく素敵なこと。今回、僕が応援サポーターとして就任させていただき、イラストや絵本の朗読など、ひとりの“トーマスファン”として携わらせていただきました。その部分でも何か感じていただけたらうれしいです」と締めくくった。

この日の板垣さんの衣装だが、実はレディ―をモチーフに選んだそうで、パンツのカラーはレディーの車体の色「ボルドー」とおそろい。「原作の物語は、鉄道のちょっとしたトラブルをモチーフに作られており、仲間の力を借りながら解決していく気持ちをトーマスから学んだ」という板垣さんの、トーマスへの愛情がたっぷりあふれた時間となった。
取材・文=田村のりこ
写真=山田絵理
(C)2025 Gullane (Thomas) Limited.
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