菅楓華は2試合連続で2位スポット参戦の米ツアー組に敗北「まだまだでした」

菅楓華は2戦連続で2位。米ツアーメンバーの力を体感する結果となった(撮影:佐々木啓)

菅楓華は2試合連続で2位スポット参戦の米ツアー組に敗北「まだまだでした」

3月23日(日) 9:07

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<Vポイント×SMBCレディス最終日◇23日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6668ヤード・パー72>

またしても2位に終わった。菅楓華は4バーディ・4ボギーの「72」で回り、トータル4アンダー。首位・吉田優利とは9打差がつき、開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に続く2試合連続の“準優勝”となった。



【写真】シブコと吉田姉妹が記念撮影


8打ビハインドで迎えた最終日。大逆転を目指したが届かなかった。「きょうはアンダーで回りたかったんですけど、もったいないボギーが多くて…。悔しいラウンドになりました」と唇をかむ。出だしからボギーが先行し、前半ではスコアを伸ばせず。12番、15番とバーディを奪ったものの、16番からは連続ボギー。首位の背中を捉えることはできなかった。

開幕戦では最終日を単独首位で迎えながら、岩井千怜に逆転を許した。今回は追う立場だったが、「できるだけ詰めたかったんですけど、まだまだでした」と悔しさをにじませる。「だいぶ慣れてきました」という2戦連続の最終日最終組だったが、吉田にプレッシャーを与えることはできなかった。

それでも、「スコアを落とせないので強気で行こうと。カップをオーバーさせる気持ちで打ちました」とシビアなパーパットを沈め続けた。パット数はこの日トップの25回。15番ではグリーン面が見えない位置からチップインバーディを決め、見せ場を作った。

2022年に「日本女子オープン」が行われた難コースが舞台。その中で、3日間ともオーバーパーなしでまとめてみせた。「ドライバーショットが安定してきている。木がせり出しているところでドローをかけることもできたし、パッティングも良くなっている。成長を感じられたし、自信をつけていきたい」。涙なく淡々と振り返る姿に、悔しさ以上の収穫がにじむ。

来週は地元・宮崎県で行われる「アクサレディス」が控える。「ギャラリーさんがたくさん見に来てくださるので、自分のプレーができるように。この2戦の経験がすごく生きると思うので、また優勝争いできるように頑張りたいです」と意気込む。

過去2年のプロテスト合格者の中で、未勝利の最上位選手に贈られる『ベストルーキー賞』を獲得。Vポイント30万ポイント(提供:明治安田生命保険相互会社)というボーナスも得たが、「ルーキーって感覚はあまりないですけど…」と、プロ2年生は笑った。

2試合連続で、“スポット参戦”の米ツアーメンバーに敗北。世界との差を痛感する2試合になったが、それでも今年の国内ツアーで、この19歳が主役のひとりであることは間違いない。(文・笠井あかり)


<ゴルフ情報ALBA Net>
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