【写真】マットにとって因縁の相手でもある私刑執行人パニッシャーが登場!昼は盲目の弁護士、夜は法で裁けぬ悪を挫くクライム・ファイターとして正義のために戦う“デアデビル”が主人公のマーベル最新ドラマシリーズ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の第4話が3月19日に配信された。第4話では注目の“ヴィラン”たちが本格的に動き出すということで、本国アメリカでは配信後に「#DaredevilBornAgain」がトレンド1位に入るなど、大きな反響を呼んでいる。 (以下、ネタバレを含みます)
■無罪確定直後にヘクターが殺され憤るマット
今作の主人公は、交通事故で視力を失うもそれ以外の感覚が研ぎ澄まされたことで、闇夜に紛れて人々を悪から救ってきたデアデビルことマシュー・“マット”・マードック(チャーリー・コックス)。第1話で相棒だった弁護士のフランクリン・“フォギー”・ネルソン(エルデン・ヘンソン)を失うという悲劇に見舞われたマットは、デアデビルを封印し、法のみで弱者救済に奮闘している。
しかし、宿敵である犯罪王ウィルソン・“キングピン”・フィスク(ヴィンセント・ドノフリオ)がNY市長に当選したり、格差社会のシステムの中で負のスパイラルから抜け出せない人々を前にして、爆発寸前の模様だ。
3月12日配信の第3話は、悪徳警官に陥れられた自警団のヘクター・アヤラ/ホワイトタイガー(カマール・デ・ロス・レイス)を、マットが裁判で無実に導くもラストシーンで殺されてしまうという、またもや衝撃の展開で幕を閉じた。その直前、市長となったフィスクがヘクターの無罪判決を受け入れず、“司法は判断を誤ることがある。自警団は正義ではない。私は法を正す”と語っており、ヘクターを殺したのはフィスクの手先であることを示唆しているようにも見えた。
ヘクターの死は、デアデビルのマスクを封印しているマットにとって、大きく心が揺らぐ出来事になったはずだ。また、第4話ではポップコーンを盗んだ罪で刑務所送りにされる貧困層の男が登場し、さらにマットの心を揺るがす。そんなマットを嘲笑うように“善良”のマスクを被ったフィスクは、大きなプロジェクトに乗り出す。

■善良なマスクを被りながら、牙を剥き出しにするフィスク
なかなか市民に認められないフィスクは、市長としての地位を盤石なものにする狙いで大胆な政策を提案する。NYの弱点である産業を活性化させるために、衰退したレッド・フック埠頭を復活させようとするのだ。しかし、埠頭では裏社会でのフィスクの後釜を狙う小競り合いが続いており、それがネックになると側近に指摘される。この際、フィスクは表情を変えずに思考を巡らせており、次に起こる恐ろしい事件を予感させるものになっている。
その直後、若い側近の失言が原因でフィスクを中傷する記事が出たことで、フィスクはスタッフを集めて激しく罵倒。だが、口を滑らせた側近が自ら名乗り出て謝罪したことで、彼を許すという寛容さを見せる。ここだけを切り取ると、“フィスク市長”は信用に値する人物に見えてくる。しかし、ラストシーンでは、その根底に自分に歯向かう者は決して許さない冷酷さが潜んでいることが描かれており、やはりラスボスであると痛感させられる。

■私刑執行人パニッシャーと連続殺人犯ミューズが本格始動
マットVSフィスクの構図はさておき、第4話からはそこに複数のヴィランが絡み、より複雑怪奇な展開を予感させるものになった。まず紹介したいのは、前作「マーベル/デアデビル」のシーズン2に登場した復讐の鬼パニッシャー/フランク・キャッスル(ジョン・バーンサル)だ。彼はドラマ「マーベル/パニッシャー」にてDHS(国土安全保障省)との取引後、一度はNYを離れたが、シーズン2で連れ戻され、自警活動を行っていた。
マットはそんな彼にヘクター殺しと無関係かを確認しにきたのだ。フランクは、そんなマットにヒーローごっこには興味はないと怒りをぶつける。そして、デアデビルを封印し続けるマットの心に火をつけようと挑発するのだった。
恐らくデアデビルが復活する日も遠くはないだろう。なぜならば、第1話からキングピンのグラフィティ・アートを描くなど、チラチラと存在を醸し出してきたミューズが第4話で本格的に姿を現したからだ。
血の涙を流した白いマスク姿のミューズは、作品のために人を殺すシリアルキラーだ。ミューズは今作でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)初登場となるため、SNS上では「ミューズようやく登場したか。イヤな予感しかしないから、めちゃくちゃ期待してる」「悪徳警官とフィスクで物語成り立つのに、こんなにキャラ出してくれるの贅沢過ぎる」とファンは大喜びで、今後の活躍にも期待が高まる。
その他にも「パニッシャーついに来た!」「パニッシャー最高だね」「今週のデアデビルもすさまじかった」といった声が上がり、「#DaredevilBornAgain」が米国のXトレンドランキング1位に入った。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」は、ディズニープラスで毎週水曜に新エピソードを独占配信中。
◆文=及川静
※記事初出時誤りがございました。訂正してお詫びいたします。
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