一気に現実に引き戻された/(C)もつお/KADOKAWA
外と遮断された空間。精神科病棟で目を覚ました女子高生の朝/精神科病棟の青春(1)
摂食障害を患い、精神科病棟へ入院することになった女子高生・加藤ミモリ。入院直後の体重はわずか33kgでした。
体重が増えるまでは「スマホもテレビもNG」「家族との面会もなし」「ベッドから降りてはいけない」など、制約の多い入院生活。ミモリは逃げ出したい衝動を抑えられず、やせ細った体で涙する日々を送っていました。
しかし次第にほかの入院患者との交流も増え、ミモリの気持ちにも少しずつ変化が訪れるのです…。
『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』の作者・もつおさんが、自身の体験をモデルに描いたセミフィクション『精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について』をお届けします。
※本記事はもつお著の書籍『精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について』から一部抜粋・編集しました。
著=もつお/『精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について』
【関連記事】
・
外と遮断された空間。精神科病棟で目を覚ました女子高生の朝/精神科病棟の青春(1)
・
よろける女子高生を支える看護師。精神科病棟入院翌日の体重測定/精神科病棟の青春(2)
・
友人も教室も変わっていなかった。外出許可で1ヶ月ぶりに登校した女子高生/精神科病棟の青春(18)
・
他愛ない会話と微妙な空気。4組の親子が毎日顔を合わせる幼稚園のバス停グループ/犯人は私だけが知っている(1)
・
手痛い失恋にダメージ大!元気が空回りする女性が見た珍しい夢とは?/自分ミュージアムへようこそ 第2話(1)
