「グレイズ・アナトミー」で知られるエレン・ポンピオが主演と制作総指揮を務めたドラマシリーズ「グッド・アメリカン・ファミリー」が、ディズニープラスで配信中だ。本作は、低身長症の少女を養子に迎えた夫婦の実話を基にした衝撃作。ポンピオにとっては「グレイズ・アナトミー」以来、約20年ぶりに新しい役どころに挑戦した作品で、「クリエイティブ面で、とても自由で素晴らしく、全てがチャレンジングだった」と振り返っている。
アメリカに暮らすバーネット夫妻は、低身長症である7歳の少女ナタリア・グレースを養子に迎え、3人の子どもと一緒に育て始める。しかし、次第にナタリアの年齢や生い立ちに謎が浮上し、夫婦は彼女の正体を疑い始める。やがて、バーネット夫婦は家族を守るため、ナタリアに辛くあたるようになり、物語は思わぬ方向に動き始める。
実話に基づき制作された本作は、家族側と娘側、双方の主張を取り入れ、同じ出来事も視点が異なることで、全く違う解釈や見解が見えてくるのがポイント。果たして、どちらの言い分が真実なのか。なぜ、待望の養女との関係は、こんなにもこじれてしまったのか。そしてナタリアの“正体”とは--?全米を騒がせた事件の真相が紐解かれていく。
ポンピオは、自身が演じた役どころについて、「子どもに対して意地悪なキャラクターを演じるのは、難しいことだった」と明かす。それでも「見た目や話し方、服装を変えることが許されていたので、役になりきる上では理想的な現場だった」といい、「クリエイティブ面で、とても自由で素晴らしく、全てがチャレンジングだった」と、新たな役どころに挑んだ心境を語っている。
また、ナタリアを演じたイモジェン・フェイス・リードの演技については、「素晴らしかった」と絶賛。「確か、彼女は撮影中に25歳の誕生日を迎えたんです。イミー(イモジェンの愛称)にとって、主役級の役柄を演じるのは初めてのこと。すごく前向きで幸せそうな姿が、毎日、撮影現場に活気と熱意をもたらしてくれた」と、感謝の言葉を述べている。
「このドラマが描いているのは、どこか“壊れた”人間たちなんです。日本には金継ぎ(壊れた陶器を修復する技法)という芸術がありますね。私たちにとって、イミーはまさに壊れた物を直す金のような存在で、私たちの間に入った亀裂を全て元に戻すような役割でした。彼女は私たちをひとつにまとめる、輝く金のような存在だったんです」(ポンピオ)
現在、ディズニープラスでは、「グッド・アメリカン・ファミリー」をはじめ、ポンピオの代表作である「グレイズ・アナトミー」、さらにIQ160の頭脳を持つシングルマザーが活躍するクライムドラマ「ハイ・ポテンシャル」、大統領暗殺をめぐる陰謀を描く「パラダイス」、人気アクション「9-1-1 LA救命最前線」のスピンオフが最終シーズンを迎える「9-1-1: LONE STAR」シーズン5、パキスタン系アメリカ人の兄弟が災難に巻き込まれる「コンビニ・ボーイズ」などがラインナップされている。
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