スーパーファミコンとSwitch 2の類似性とは?価格やローンチタイトルを振り返る

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スーパーファミコンとSwitch 2の類似性とは?価格やローンチタイトルを振り返る

3月15日(土) 23:52

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4月2日の「ニンテンドーダイレクト」で、新ハード「 Nintendo Switch 2 」の詳細情報が明かされるとあって、巷ではその性能やローンチタイトルの噂でもちきりです。Nintendo Switchは発売から8年という長寿のハードだったため、久々の新ハードにはワクワクしますね。

このワクワク感、振り返ると35年前にもありました。7年続いたファミコンから、1990年11月にバトンを受け継いだ スーパーファミコン 。どれだけ“スーパー”に進化したのか、胸を高鳴らせながら電源スイッチを入れたのを覚えています。

というわけで今回は温故知新、Switch 2の発売前にスーパーファミコンをクイズ形式で振り返ってみたいと思います。アラフォー・アラフィフには超常識、でも当時生まれていなかった30歳以下で全問正解ならかなりのツワモノです。

Q1スーパーファミコンのコントローラのAボタンはズバリ何色?

A1: ファミコンからスーパーファミコンへの大きな進化は、「A・B」ボタンに加えて「X・Y」ボタンが追加されたこと。さらに人差し指には「L・R」ボタンも割り当てられました。この「4ボタン+L・R」のインターフェイスは、35年経ったSwitch2にも基本的に受け継がれているのがすごいですね。

配色は「 A(赤)・B(黄)・X(青)・Y(緑) 」。スーパーファミコンのテーマカラーにもなっているポップな色使いでした。ちなみに北米版のSuper NESはこの配色が採用されず、「A・B(ダークブルー)・X・Y(ライトブルー)」とクールな見た目になっています。コントローラのイメージはハードにとって重要です。

Q21990年に発売されたスーパーファミコンの価格はいくら?

A2: 1990年は、世界的には冷戦の終結が決定的となった年。『 ゴルビーのパイプライン大作戦 』(1991年)でおなじみのソ連・ゴルバチョフ氏がノーベル平和賞を受賞しています。日本では新年から日経平均の下落が止まらず、いわゆる失われた30年の始まりの年となりました。

そんな1990年11月21日に発売されたスーパーファミコンの希望小売価格は 2万5000円 。価格が 1万4800円 だったファミコンからは約1万円値上がりました。

ちなみにNintendo Switchは 2万9980円(税別) 。Nintendo Switch 2は 400ドル(約6万円) 程度という噂もありますが、はたしていくらになるでしょうか。

Q3スーパーファミコンのローンチタイトルは2本です。1本は『スーパーマリオワールド』、ではもう1本は?

A3: ハードと同時に発売されるローンチタイトルは、そのハードのマシン性能や新機能のデモンストレーションする役割も担っています。

スーパーファミコンでその大役を果たしたのは『 スーパーマリオワールド 』と、新顔の『 F-ZERO 』でした。(コトブキシステムの『 ボンバザル 』はハードから10日後の発売)。

『F-ZERO』はその異次元のスピード感と浮遊感がプレイヤーに衝撃を与え、当時のゲーム雑誌でも高評価を得たSFカーレースゲーム。スーパーファミコンの性能の高さを見せつけました。

プロデューサーは宮本茂さん。また、のちに『 スターフォックス 』シリーズや『 ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 』を手掛けるアートディレクター 今村孝矢さん のデビュー作でもあります。

Q4スーパーファミコンのグラフィック面で売りとなった機能は「拡大」「縮小」と何?

A:4 新ハードにまず求められるのは、どれだけグラフィックが向上しているか。スーパーファミコンの特徴のひとつが、背景の画像を「拡大・縮小・回転」して表示できる描画モード「 モード7 」でした。

前述の『F-ZERO』では、拡大・縮小・回転を上手く活用して未来感を演出していました。個人的には『 ファイナルファンタジーIV 』の飛空艇が飛び立った感覚を表現するワールドマップの拡大・縮小演出や、『 ファイナルファンタジーV 』の冒頭の隕石落下シーンが強く印象に残っています。

Q5次のうち、スーパーファミコンからその歴史が始まった任天堂の人気シリーズはどれ?

(1)『ゼルダの伝説』
(2)『星のカービィ』
(3)『マリオカート』


A5: ゼルダの伝説 』は1986年に発売されたディスクシステムのローンチタイトル。クリアしたあとに遊べる「裏ゼルダ」も話題になりました。

星のカービィ 』の第1作は1992年のゲームボーイ。ゲームクリエイター・桜井政博氏が初めてディレクターを務めた作品で、当初は『 ティンクル☆ポポ 』という題名だった……という有名なエピソードがあります。

マリオカートシリーズの初代はスーパーファミコンの『 スーパーマリオカート 』。マリオと仲間たちがカートでバトルする内容は初心者でも親しみやすく、日本国内市場で一番売れたスーパーファミコンソフトとされています。

『マリオカート』といえば、2017年にNintendo Switchでリリースされた『 マリオカート8 デラックス 』が全世界累計6735万本を記録し、Nintendo Switchのタイトルでは堂々の1位(2024年12月末現在)。

ちなみに、Switch 2の予告映像に『マリオカート』らしきゲーム画面が映っていたことから、Switch2のローンチタイトルは『マリオカート9』ではないかと囁かれています。『マリオカート』シリーズの成功がハードの運命を握っているといっても過言ではないでしょう。

以上、5問のクイズでスーパーファミコンを振り返ってきました。みなさんは全問正解できたでしょうか?

<文/卯月 鮎>

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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