世界興行収入1,350億円(10億ドル)、日本でも興行収入137.1億円を突破し、トム・クルーズの出演作として史上最高額を記録した『トップガン マーヴェリック』(22)の製作チームが、ブラッド・ピットを主演に迎えて放つ『F1/エフワン』が6月27日(金)に日本公開されることが決定。あわせて最新予告とビジュアルが解禁となった。
【写真を見る】ブラッド・ピットが出演し、先日公開30周年を迎えた『セブン』
『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督、同作プロデューサーで「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなども手がけてきたジェリー・ブラッカイマーが再びタッグを組み、クルーズに代わり新たにタッグを組んだのは、ハリウッドスターの代表格であるブラッド。ジェット機のコックピットに変わり乗り込むのは、モータースポーツの頂点“F1”だ。ブラッドは、常識破りのカリスマF1レーサー、ソニーを演じる。クルーズと双璧を成す圧倒的なオーラと存在感、鍛え抜かれた筋肉、愛くるしさと渋さを持ち合わせた笑顔、そして抜群の演技力と、満を持してこれぞハリウッドエンタメ決定版の“ブラピ”が自身最高のアクションを世界に見せつける。
F1の全面バックアップを得て制作された本作は、F1グランプリと同じロゴを映画ロゴに使用するほか、世界各国の本物のサーキットコースを使い、映画史上類を見ない規模で撮影を施行する。『トップガン マーヴェリック』を超える技術を導入しあらゆる視点から撮影を行い、飛んでいるのを超える新感覚の映像が実現。『トップガン マーヴェリック』同様に、出演者本人は数か月の厳しいトレーニングを積み、F1カーを実際に操縦するなど限界までリアルを追求する。さらにプロデューサーには世界チャンピオンの称号を持つ現役スターF1レーサーのルイス・ハミルトンも名を連ね、脚本執筆プロセスに自ら参加するほか、エンジン音にまつわるところまで徹底的にこだわった。ハミルトン自身「レース映画史上最もリアル」と自信を覗かせるが、すべてがリアルで埋め尽くされた超絶のアクションは体感映画の新たな金字塔を打ち立てる。
ブラッドの共演者は、ドラマ「スノーフォール」で注目を集めるほか、プラダのブランドアンバサダーも務める次世代ハリウッドスターのダムソン・イドリス。ブラッド演じるソニーのチームメイトで若きルーキーF1レーサーのジョシュアを演じ、ブラッドとともに自らF1カーの操縦を行い抜群のドライビングテクニックを披露する。また、チームを支えるピットクルーのリーダーケイト役に『イニシェリン島の精霊』(22)で第95回アカデミー賞では助演女優賞にノミネートを果たしたケリー・コンドン。ソニーをF1の世界に呼び戻すチームの代表ルーベン役には、アカデミー賞俳優のハビエル・バルデムと、フレッシュさと実力を兼ね備えたキャストたちが顔を揃える。
かつて世界を震わせた伝説的カリスマF1レーサー、ソニー(ブラッド)は、最下位に沈むF1チームの代表を務める、かつてのチームメイトであるルーベン(バルデム)から誘いを受け、現役復帰を果たす。常識破りなソニーの振る舞いに、同じチームメイトである若きルーキーのジョシュア(イドリス)やチームメンバーは困惑し、度々衝突を繰り返すが、次第に圧倒的なソニーの才能と実力に導かれていく。果たしてソニーは、バラバラのチームとともに過酷な試練を乗り越え、並み居る強敵たちを相手に逆転できるのか?それぞれの情熱と誇りを胸に、命がけで夢“スピードの頂点”に挑む。脚本は『トップガン マーヴェリック』でアカデミー賞ノミネートを果たしたアーレン・クルーガー。ブラッド演じる常識破りの元カリスマF1レーサーが、最弱チームとともに昨日の自分を超えていくストーリーは胸熱必至。スポーツだからこそ得られる感動と興奮が詰まっている。
今回解禁された映像で映し出されるレースシーンは、短尺ながらも息をすることを忘れるほどの未だかつてない迫力と臨場感が伝わってくる。世界一のドライバーが世界一速いレーシングカーを用いて世界中で速さを競い合うモータースポーツであるF1。1チームにつき2人のドライバーが参加し、シーズン終了時に最も多くのポイントを獲得したドライバーとチームそれぞれがチャンピオンに輝くことから、チームメンバーは“仲間”であり“最大のライバル”でもあるのがF1の世界だ。栄光のグランプリは、決して1人では成し遂げられない。ブラッド演じるソニーは、ダムソン演じるジョシュアをどう導いていくのか?命がけの超高速バトルの行方にも期待が高まる内容となっている。
あわせて解禁されたポスタービジュアルでは、ブラッド演じるソニーが所属するF1チーム「エイペックス」のF1カーの前でユニフォームに身を包んだソニーの姿が確認できる。レース中に記録された最高速度は378km/hであり、最大6G(重力加速度)の力がドライバーの身体にかかると言われていることから、強靭なフィジカルも求められるF1。写真からも垣間見られる鍛え上げられた身体で、ブラッドがどんなドライビングテクニックを披露するのかにも注目だ。
本国メディアでは、地上版『トップガン マーヴェリック』とも呼ばれている本作。今度の“リアル”は空から陸へと舞台を移す。2025年夏、重力も追いつかない、時速300km超の映画体験ができる超高速“体感”エンターテイメント、映画『F1/エフワン』に乞うご期待!
文/山崎伸子
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