SNSで5.1万いいねを獲得し、表示数930万回にも達した本作は、幸せな家族の食卓シーンから物語が始まる。かわいいママと、ちょっとウザいパパ、そして年頃の娘が食卓を囲んだ平穏なシーンだが、娘は許しがたいパパの秘密を知り、この家族を崩壊させようと考えていた。
【漫画】本編を読む
それは3日前のこと。書斎の前を通りかかると、パパが誰かと電話する声が漏れ聞こえてきた。決して聞き耳を立てたわけではない。だが、会話が耳に入ってきて、「俺も好きだよ、しのちゃん」と、知らない誰かに愛をささやく父親の声を聞き、娘は愕然とした。
読者からは、「なんて尊いんだ」「少し泣いた自分がバカみてぇだよ、、、何だこのオチ」という声が相次いだ。
本作の作者は、2017年冬期のゲッサン新人賞(小学館)や、2021年5月期の新世代サンデー賞(小学館)で佳作受賞の経歴を持ち、2024年12月まで「DLsite comipo」(viviON)にて「強がりユキヒト君はデレたくないのに」を連載していた漫画家・墨染清(@sumizomesei)さんである。墨染さんに本作について話を聞いてみた。
――Xにて5.1万いいねがつき、表示数も930万に達して話題となりましたね!本作がバズったときの心境を教えてください。
驚きました。いつまでも止まらない通知を眺めて「何が起きてる…」とつぶやいていた気がします(笑)。バズの経験なんてほとんどなかったので、「うれしい」より「戸惑い」が先にきていましたね。
――ラストの食卓でのセリフが「いただきます」ではなくて「ごちそうさま」がいいのでは?というフォロワーからの指摘に、墨染さんが「く、くそぉ」と返しているやりとりがおもしろかったです!
当時複数の方からそういうご意見をいただいて「やられた!」と思ったのを覚えています(笑)。私は家族のいざこざが終わって平和な日常が始まる「いただきます」をラストのセリフに選びましたが、考えてみれば「ごちそうさま」の方がしっくりきたのでは…?とご意見をいただいてから気づきました。センスのいいフォロワーさんが多くてハラハラします。
――今後の新作のご予定はありますか?
まだ詳細はお話しできませんが、確定している次回作などがあります。なかには今まで取り組んだことがないチャレンジもありますので、たまにXをチェックしていただければうれしいです。
――墨染さんにとって新しいチャレンジということで、ファンの方は楽しみですね!
たぶんこのチャレンジはフォロワーさんに「えっ!?」と少し驚いていただけるんじゃないかな?と私も期待しています。2025年は今までより活発に動くつもりでいますので、今後ともよろしくお願いいたします。
読者の反響が大きかった本作にはさまざまな声が届いたが、その中でも一番多かったのが、浮気疑惑をかけられたパパに対する「かわいい」という声だ。それらの声に対して作者自身も「パパがヒロイン枠だった…な~んて(笑)」と返答しているからおもしろい!ぜひ本作は、登場人物のどの女性陣よりもかわいいパパに注目して読んでみてほしい。
取材協力:墨染清(@sumizomesei)
【関連記事】
・
【漫画】本編を読む
・
【漫画】「こんな怖いOLがいるのか!?」いや、実在するから怖いんだって!!人を見て態度を変えるモンスターOL
・
【女の戦い】新人ぶりっこVSお局ぶりっこ!!「こいつ同類だ」「だまれ、お局が…」両者、激突!
・
【漫画】仕事に疲れた人に読んでもらいたい!ビールより染みる…踏切に“眠る”幽霊の話
・
【漫画】読者が沸く!!「土佐弁えぐい」「三重弁あざとい」「津軽弁好き」47都道府県が勢揃い!方言に悩殺!!