坂本龍一の幻のドキュメンタリー「Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto」4Kレストア版、2026年に劇場公開決定!

特報版フライヤー

坂本龍一の幻のドキュメンタリー「Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto」4Kレストア版、2026年に劇場公開決定!

3月13日(木) 9:00

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1984年にフランス国立視聴覚研究所(INA)が制作した坂本龍一のドキュメンタリー 「Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto」4Kレストア版が、2026年に劇場公開されることが決定した。

【フォトギャラリー】「Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto」場面写真

本作を監督したのは、ニューヨーク生まれのマルチメディア・アーティスト、エリザベス・レナード。坂本龍一が4枚目のソロアルバム「音楽図鑑」を制作し始めた時期に、東京でわずか1週間という短期間で撮影され、スタジオでのレコーディング風景やインタビューを通して、30代だった坂本が自身の生い立ち、価値観、音楽哲学、文化について語る姿が収められている。また、「ラストエンペラー」(1988)の劇伴制作の様子や、坂本が音楽を担当・主演した大島渚監督作「戦場のメリークリスマス」(1983)の映像、YMOの散開コンサートやプロモーションビデオの映像も含まれる。さらに、かつて新宿にあったアルタや渋谷のスクランブル交差点など、1980年代の東京の風景が生き生きと映し出され、「坂本の目と、彼のポートレートを通して⾒た東京の音」(レナード監督)を体感することができる貴重な作品となっている。

レナード監督はジェリー・ルイスやシャンタル・アケルマンのポートレート撮影を手がけ、アンディ・ウォーホルやポール・シュレイダー監督作「三島由紀夫の四季」(1985)の撮影現場にも関わった。1983年、カンヌ国際映画祭で「戦場のメリークリスマス」のプレミア上映を観たことが、このドキュメンタリー制作のきっかけとなったそう。

完成後、本作は1985年のロッテルダム映画祭、ロカルノ映画祭、サンパウロ国際映画祭で上映され、日本では同年6月9日に第1回東京国際映画祭でのみ公開された。その後、VHSとDVDが発売されたが入手困難な状況が続いていた。しかし、最近になって倉庫に眠っていた16ミリフィルムが発見され、修復を経てデジタル化が実現した。

今年1月17日、坂本の誕生日に開催された「坂本龍一|Birthday Premium Night 2025」で特別上映が行われた際には、チケットがわずか2時間で完売。多くのファンの熱い要望に応え、ついに2026年、劇場での一般公開が決定した。公開決定に合わせ、東京都現代美術館で開催中の大規模展覧会「坂本龍一|音を視る 時を聴く」では、本作の場面写真を使用した特報版フライヤーを限定配布している。

▼「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」詳細
会期:2024年12月21日~2025年3月30日
会場:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)
開館時間:10:00~18:00※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日

【作品情報】
戦場のメリークリスマス

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(C)Elizabeth Lennard
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