30年間で変化した「ボーイズラブ」の表現史跡見学園女子大の西原麻里准教授が2873作品で検証

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30年間で変化した「ボーイズラブ」の表現史跡見学園女子大の西原麻里准教授が2873作品で検証

3月13日(木) 4:55

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女性が担い手として紡ぐ男性同士の恋愛関係の物語ジャンル「BL(ボーイズラブ)」は、日本だけでなく海外でも人気を博している。BLというジャンルはどのように形成されていったのか?BLをはじめとする女性のマンガ文化やポピュラー文化を研究する跡見学園女子大学(東京)文学部現代文化表現学科の西原麻里准教授が、『BLマンガの表現史 少年愛からボーイズラブジャンルへ』(青弓社、税別2400円)を、このほど出版した。

マンガ研究やメディア文化研究の視点から、1970年から2000年までに日本で商業出版されたマンガ2873作品を分析。「悲劇から恋の成就というハッピーエンドへ」「女性的な美しさから男性のかわいさへ」などのジャンルの変化を実証的に明らかにして、女性たちが時代ごとの厳しい現実を生き延びるために紡ぎ出してきた表現のダイナミックな歴史をたどる。

また、西原准教授が参加した、2024年のマンガ分野の動向を中心に振り返る座談会の記事が前編後編に分けて、文化庁のメディア芸術情報サイト「メディア芸術カレントコンテンツ」で公開されている。批評ジャーナリズムや研究の立場から、マンガに関わる有識者3人(西原氏、岩下朋世氏、飯田一史氏)が挙げたトピックスについて議論。現在の「マンガ」の立ち位置とメディア展開、マンガの展覧会、さらにマンガならではの表現が持つ力について話している。





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