3月10日(月) 19:20
東海旅客鉄道株式会社(JR東海)では、東海道新幹線で300キロメートル以内の新幹線停車駅の相互間で、定期券を販売しています。東京~名古屋間の経路は約360キロメートルです。そのため、東京~名古屋間の定期券を1枚のみでは発行できません。
実際に、新幹線定期券の料金一覧では、東京~豊橋間までしか記載されていません。東京~豊橋間の距離は約293キロメートルです。東京から名古屋まで新幹線で通勤するなら、東京~豊橋、豊橋~名古屋の2つに分けて定期券を購入しなければなりません。
なお、豊橋以外の駅を起点に定期券を分けることもできますが、定期代が高くなる可能性があります。
JR東海では通勤用の新幹線定期券を販売しており、1ヶ月用と3ヶ月用があります。東京〜豊橋間の新幹線定期券の料金は1ヶ月用で20万5060円、3ヶ月用で58万410円です。豊橋〜名古屋間であれば、1ヶ月用で6万8910円、3ヶ月用で19万6440円です。
そのため、東京~名古屋間の新幹線定期券の料金は、1ヶ月用で27万3970円、3ヶ月用で77万6850円となります。1ヶ月用の定期券よりも、3ヶ月用の定期券の方が4万5000円ほどお得になることが分かります。
新幹線で通勤するメリットの一例を、以下にまとめました。
・在来線ほど混雑しない
・高確率で座って通勤できる
・トイレが設置されている
時間帯や路線次第では多少混雑する可能性がありますが、通勤時間帯であれば、在来線よりも混雑することはほぼないでしょう。新幹線の定期券は基本的に自由席での利用になるため、確実ではありませんが、座れる可能性はかなり高いでしょう。
また、新幹線には複数のトイレが設置されていることが基本です。車内にトイレがあれば安心感を覚える方も少なくないでしょう。ただし、一部の在来線にもトイレが設置されています。そのため、新幹線だからこそのメリットとはいいにくい側面もあるでしょう。
さらに、車両や座席によって異なりますが、インターネット環境や電源設備が整っている場合もあります。通勤時に仕事をしたり動画を視聴したりすることで、移動時間を快適に過ごせます。
以下に、新幹線を利用して通勤するデメリットをまとめました。
・定期券代が高い
・在来線に比べて、基本的に本数が少ない
・終電が早い
新幹線での通勤は、定期代の高さが大きなデメリットです。会社側から定期代を支給してもらえる場合はそれほど気になりませんが、自腹であれば大きな負担になりかねません。
また、基本的には、在来線よりも新幹線の方が運行本数は少なめです。そのため、乗り遅れてしまえば大きな時間のロスになりかねません。遅刻する可能性も高まります。また、在来線に比べて終電が早い傾向にあるため、仕事や飲み会などで遅くなる場合は時間を気にしなくてはなりません。
JR東海によると、東京~豊橋間の定期代は1ヶ月利用の場合で20万5060円、3ヶ月利用では58万410円です。豊橋~名古屋間においては、1ヶ月用が6万8910円、3ヶ月用が19万6440円です。
つまり、東京~名古屋間の新幹線定期代は1ヶ月利用で27万3970円、3ヶ月利用で77万6850円となります。1ヶ月利用と3ヶ月利用で定期代を比べると、4万5000円ほど3ヶ月利用のほうがお得になります。
交通費の支給額は会社によって異なりますが、新幹線通勤などで高額になる場合は全額支給が難しいとされる会社は多いでしょう。
全額支給がされなかった場合は自己負担となるうえに、毎日の通勤となると体への負担もかかります。単身赴任をするか通勤するかは、赴任先の家賃も含めたさまざまな面から、家族と話し合ってよく考慮して決めましょう。
東海旅客鉄道株式会社 JR東海 新幹線定期券「FRIX(通勤用)」・「FRIXパル(通学用)」
東海旅客鉄道株式会社 JR東海 きっぷのルール
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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