奈緒×ウエンツ瑛士が「真実の愛」で困難に立ち向かう夫婦役に舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋桂子・ハーン-』上演決定

舞台のモデル・桂子と奈緒桂子の自宅にて

奈緒×ウエンツ瑛士が「真実の愛」で困難に立ち向かう夫婦役に舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋桂子・ハーン-』上演決定

3月10日(月) 2:10

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舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋桂子・ハーン-』が、2025年8月から9月に東京・兵庫・福岡で上演される。

本作では、戦後激動の時代に「真実の愛」で困難に立ち向かった夫婦、桂子とフランクの物語が描かれる。原案となった『War Bride91歳の戦争花嫁』は、2022年12月にTBSで放映され、2023年3月から始まったTBSドキュメンタリー映画祭で上映され、2025年6月にフランス・パリで行われる日本のドキュメンタリー映画祭【un petit air du japon2025】にも出品が決定した作品だ。

“War Bride(戦争花嫁)”とは、第二次世界大戦後、連合国軍占領下の日本に駐留していた兵士と結婚して兵士の国へ渡った日本人女性のことを指し、アメリカへ渡った戦争花嫁の数は約4万5千人いたといわれている。戦争で凄惨な現実を目の当たりにした女性たちは、新たな人生を求めて自らの意思でパートナーを決めアメリカへ渡ったにもかかわらず、当時の報道の影響で娼婦・売春といった誤解と偏見を世間に植え付けられ、差別を受けていた。

この激動の時代を生き、今なおアメリカで生活をしている桂子役を奈緒が演じる。奈緒は、2025年1月にオハイオ州ライマへ渡米し、桂子本人に対面。桂子のこれまでの人生を直に聞き、一緒にフランク、そして家族との思い出の場所を訪れた。今回の訪問で桂子が多くの人に支えられ、愛されてきたことを実感し、このたくさんの愛と桂子の想いを胸に本作に挑む。そして、運命に導かれ桂子と出会う米兵・フランク役は、本作で奈緒と初共演となるウエンツ瑛士が演じる。

また、桂子とフランクを取材する若きジャーナリスト役で高野洸、桂子の人生を後押しする両親役で占部房子と山口馬木也が出演。さらに、川島鈴遥、渡邉蒼、福山絢水、牧田哲也、岡本篤といった俳優が一堂に会する。脚本は劇団チョコレートケーキの古川健、演出は同じく劇団チョコレートケーキの日澤雄介が務める。

■脚本:古川健 コメント
「戦争花嫁」を題材とする、TBSのドキュメンタリーから舞台を創る。最初聞いた時は、なんとも難しそうなお仕事だと正直感じました。しかし、実際にそのドキュメンタリーを見て、その難しい仕事を完遂したいという気持ちが芽生えました。生き生きと自分の人生を切り開いた、桂子さんという女性に果てしない魅力を感じたのです。
激動の20世紀の中で、日米というふたつの国でたくましく生き抜く女性の姿には、憧憬と共感を禁じ得ません。演劇ならではの見せ方で、この魅力的な人生を余すところなく、お客様にお届けしたい。今はそんな気持ちでいっぱいです。

■演出:日澤雄介 コメント
ドキュメンタリー映画がベースとなっていると聞いた時は驚きと共にとても興味深く感じたことを覚えております。ドキュメンタリー特有のリアリティと説得力を演劇的にどこまで立ち上げることが出来るのか、そしてその中にどれだけの演劇的遊びを入れられるか、やりがいのある作品だと思いました。
映像の中の桂子さんは笑顔が素敵な穏やかな女性です。しかし、喜びの裏で様々な苦難を乗り越えてきたことは、そのまなざしの強さから伝わってきます。桂子さんの葛藤と慈愛に満ちた道のりを、奈緒さんをはじめとした魅力的な俳優さんたちと見つめていきたいと思います。

■奈緒 コメント
1月に桂子さんにアメリカでお会いして、“戦争”という言葉が持つ意味をより深く知る機会になりました。私たちは偏見や差別から解放された世代だと思うんです。なぜいま自分たちがこの時代を生きることができているのか、この作品を通してこの日常がどれだけ尊くて光輝いているのか、幸せをかみしめるきっかけになると思いますし、今を守りたいと絶対に思えるはずなので、ぜひ観てほしいです。桂子さんは何に対してもすべてにおいて感謝の人で、そんな風に「ありがとう」を言えるのは、そこに至るまでのたくさんの背景があったからだと思いました。そして、桂子さんが愛した人、桂子さんを愛する人達のこともしっかりと感じながら、一生懸命舞台の中で生きたいと思います。
ウエンツさんは今作で初共演、撮影の時が初めましてでした!小さい頃からテレビで拝見していて、お会いしたときは「本物だ!」と思いました(笑)。歌もお芝居もバラエティも当たり前のようにこなすウエンツさんを見てきましたが、いざ自分がやってみると難しいことを実感しました。こんなにも多彩なことを長くやってきた方とご一緒できるのは楽しみですし、いろいろ学びたいと思っています!

■ウエンツ瑛士 コメント
桂子さんとフランクさんの間には本当にピュアな愛があるんだなと思う一方で、そのピュアで強い絆と愛に至るまでにはいろんな悲しみや辛さを内包しているように感じました。そしてお二人の家族が増えていったときに、桂子さんが自分たちと同じ辛い思いをしてほしくないけれど、それでもしっかり前を向いていくんだという、母として、女性としてすごく前向きな姿勢を示していらっしゃるのが印象的でした。今もこの世界で戦争が起きている中、僕らはこの戦争をどうにかして止めないといけないというところに思いがいきがちですが、この物語を通して、戦争が終わった後もいかに大事かということを知るきっかけになると思います。
奈緒さんとは今作で初めてお会いしましたが、誠実な方だなという印象をもっていました。お芝居しているときも自分が生きてきた道が言葉にのっているので、舞台上では夫婦役としてお互いのパワーをぶつけあって、より良いものにしてお客様にお届けしたいです。

■高野洸 コメント
ドキュメンタリーを見て、桂子さんの経験とパワーがみなぎっていて、明るい気持ちになれました。戦後間もない中で、人と人は国が違っても心で繋がれるということの大切さを感じて、自分自身のフィルターを外さなければいけないことに気づけました。僕が演じる役は、戦場ジャーナリストという仕事を通して、自分自身の行動で何かを変えたいという目標を持つ気持ちの強い人だと思っています。(自分の役と)同じ仕事をされている方たちへのリスペクトを持って演じたいですし、役を通して伝える気持ちを忘れずに、観客の皆さんにも何かを持ち帰ってもらえるように、全力で演じたいと思います。

■占部房子 コメント
混乱の時代の中、自分の国ではない場所へ行くと決めた勇気ある女性がいたこと、そして人を素直に愛し、真っ直ぐに愛し合える人と出会ったという出来事に驚きました。私は桂子さんの母親を演じますが、戦後間もない時代に自分の子どもをお嫁に出すこと自体、とても心配なこと、それが遠くの国の違う言葉を話す人ともなればもっとハードルが高いはずです。それでも送り出せたのは、桂子さんのお母さんやご家族が人を信じる力を持った人たちだったからだと思います。この子は絶対に大丈夫だって信じてあげることは、親が子供に対してできる一番のプレゼントなんじゃないかなと思います。その強さを持った女性を大切に演じたいです。

■山口馬木也 コメント
桂子さんとフランクさん、ふたりの人生を通して、戦後に起きていた出来事をひとりでも多くの方に知ってほしいですね。戦争という悲しい出来事はあったけれど、愛に溢れるふたりの物語を感じていただけると思います。桂子さんの父親役を演じることが決まってから、時代的には簡単に会えるわけではない場所へどういった気持ちで娘を送り出したのか、どのように彼自身の人格が形成されたのか興味を抱き、そして自分自身の両親に対してもとても興味を持つ機会にもなりました。実際にあったお話ですが、舞台ではドキュメンタリーとはまた違った目線で別の感情を届けたいですし、観客の皆さんと一緒に作品を育てたいと思います。

【ストーリー】
彼女の名前は桂子・ハーン、現在94歳。
桂子は1951年、20歳の時に米軍の兵士と結婚し、海を渡った。
そして『戦争花嫁』とよばれた──

アメリカ兵と歩いているだけで娼婦と言われる時代に、
何故、桂子は敵国の軍人と結婚をしたのか?
ひどい人種差別にあった時にどう乗り越えたのか?
そこにあった幸せとは──
ひとりのジャーナリストが桂子の人生を辿る。

「私は日本を誇りにできる、
そしてアメリカが誇ってくれるような女性になりたかった」
激動の時代を生きた桂子の人生・生き様・家族・苦悩・差別などを
当時の世相と共に描いた真実の愛の物語。

<公演情報>
舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋桂子・ハーン-』

原案:『War Bride91歳の戦争花嫁』(TBSテレビ)
脚本:古川健(劇団チョコレートケーキ)
演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)

【出演】
奈緒ウエンツ瑛士
高野洸川島鈴遥渡邉蒼福山絢水牧田哲也岡本篤占部房子山口馬木也

【東京公演】
2025年8月5日(火)~27日(水)
会場:よみうり大手町ホール

【兵庫公演】
2025年9月6日(土)・7日(日)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

【福岡公演】
2025年9月13日(土)・14日(日)
会場:久留米シティプラザザ・グランドホール

公式サイト:
https://www.warbride-stage.com

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