「ANORA アノーラ」のマイキー・マディソンがアカデミー賞主演女優賞を受賞したことに合わせ、米ハリウッド・レポーターがセックスワーカー役でオスカーを受賞した俳優15人を挙げた。
ショーン・ベイカー監督・脚本の映画「ANORA アノーラ」は、ニューヨークでストリッパーとして生計を立てるアニー(マディソン)が、職場のクラブで出会ったロシア人の御曹司イヴァンと電撃結婚し幸せを勝ち取ったかに見えたが、イヴァンの両親から命じられた男たちに力ずくで離婚を説得されるという物語。先日のアカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞の5冠に輝いた。
マディソンは役作りのため実際にストリップクラブを訪れ、そこで働く女性たちから多くを学んだという。受賞スピーチではセックスワーカーのコミュニティに感謝を述べ、「素晴らしい女性たちに会う機会に恵まれたことは、この映画作りのなかでも特に貴重な経験でした。これからもコミュニティを支援し、アライ(仲間、理解者の意)であり続けます」と語った。
なお、昨年のアカデミー賞は「哀れなるものたち」で娼婦になる主人公を演じたエマ・ストーンが主演女優賞を受賞している。ハリウッド・レポーターが挙げた、これまでセックスワーカーを演じてオスカーを受賞した俳優&作品名は以下の通り。
ジャネット・ゲイナー/「街の天使」(1928)
ヘレン・ヘイズ/「マデロンの悲劇」(1931)
アン・バクスター/「剃刀の刃」(1946)
クレア・トレバー/「キー・ラーゴ」(1948)
ドナ・リード/「地上(ここ)より永遠に」(1953)
ジョー・バン・フリート/「エデンの東」(1955)
スーザン・ヘイワード/「私は死にたくない」(1958)
シャーリー・ジョーンズ/「エルマー・ガントリー 魅せられた男」(1960)
エリザベス・テイラー/「バターフィールド8」(1960)
ジェーン・フォンダ/「コールガール」(1971)
ミラ・ソルビノ「誘惑のアフロディーテ」(1995)
キム・ベイシンガー/「L.A.コンフィデンシャル」(1997)
シャーリーズ・セロン/「モンスター」(2003)
エマ・ストーン/「哀れなるものたち」(2023)
マイキー・マディソン/「ANORA アノーラ」(2024)
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ANORA アノーラ
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