“嫉妬”でこじれた修復不可能な恋模様に「胸が痛かった…」「バットエンドになってほしくない」の声<ウィン or ルーズ>

「ウィン or ルーズ」より/(C)2025 Disney/Pixar

“嫉妬”でこじれた修復不可能な恋模様に「胸が痛かった…」「バットエンドになってほしくない」の声<ウィン or ルーズ>

3月7日(金) 22:10

「ウィン or ルーズ」より
【写真】毎回異なるキャラクターによる視点で描かれる物語…“伏線回収”に驚きの声も

ピクサー・アニメーション・スタジオ初の完全オリジナルアニメーションシリーズ「ウィン or ルーズ」の第5話、第6話が3月5日に配信。テイラーと2人の登場人物との関係性を軸に物語が展開され、悲しい結末に「バッドエンドになってほしくない」「今週も胸が痛かった…」といった声が多く寄せられた。(以下、ネタバレを含みます)

■さまざまなキャラクターの視点で描かれる8つのエピソード

同作は、中学生男女混合ソフトボールチーム「ピクルス」のメンバー8人を中心に、1週間後に迫る大きな試合までの期間をさまざまな思いを抱えて過ごしていく様子を描いた物語。全8エピソードで構成され、選手、彼らの家族、審判員など各話ごとに異なるキャラクターがフィーチャーされ、複数の視点で同一期間の出来事を多角的に映し出している。

第5話「ぼくを見て」では、ソフトボールチームの選手・テイラーの弟・アイラの物語が描かれた。アイラは応援する姉の試合が退屈で、いつも自分にかまってほしい気持ちでいっぱい。だが、姉にはチームメイト・ユウェンの誘いを優先され、「友達作ってよね」とそっけなくされてしまい、途方に暮れる。

そんな中、アイラは球場のベンチ付近で悪巧みをしているリンナ、ケヴィン、ブライアンの3人組と出会う。そこで彼らのいたずらをかばったことを機に、アイラは3人と“友達”になった。

初めてできた友達に浮かれているアイラだったが、テイラーは悪いうわさしかない3人組とつるむ弟を心配。一方、アイラも姉の変わった恋人・ユウェンの存在を好ましく思っておらず、姉弟仲はこじれてしまった。

ある日の試合でアイラは、球場の売店でお菓子を盗もうとしている3人組に協力し、彼らの悪事に加担してしまった。後ろめたい気持ちがありながらも、3人が参加しようとしているパーティーへと向かうと、3人が「ピクルス」のキャッチャー・ロシェルの高級スパイクの“裏取引”を目撃してしまう。彼が来た隙にその場からロシェルが逃げ出し、アイラはブライアンから怒られてしまう――というストーリーだ。

かまってちゃんのアイラの物語を通して、第3話で描かれたロシェルが裏取引の現場から逃げ出せた謎が解けたと同時に、テイラーやユウェンについての伏線が多く敷かれた印象も残った。

また、自分の過ちに気付き、謝罪しようとしていた矢先に友達欲しさからか“ルーズ”な選択をしてしまったアイラには「見ていて苦しい」との声も多く寄せられている。劇中では多くは語られなかったが、裏取引に巻き込まれたロシェルと同様に心の弱さに漬け込むところにリアルな恐怖を感じる。

■素直になれないエースピッチャーの不器用で無惨な恋

第6話「素直になりたい」では、第5話で深く描かれてこなかったテイラーとユウェンの関係性が描かれ、恋の始まりから切ない終わりまでが展開された。

チームのエースピッチャーであるユウェンは、緊張のせいで思っていることとは真逆の行動や言葉を発してしまう。ある日、チームメートのローリーにいたずらをしたことで、ロシェルから「ローリーのことが好きなんでしょ?」と尋ねられ、とっさに「本当に好きなのはテイラーだよ」と打ち明ける。

ひょんなことから気になるテイラーとの映画デートをつかみ、距離を縮めることに成功したユウェン。それから2人は放課後の練習を通してお互いへの信頼を深め、ユウェンは自分が緊張しいなことや素直になれないことなど“本当の自分”をさらけ出した。

順調に交際が進んでいたと思いきや、学校でトムがテイラーに勉強を教えてほしいと頼んだことにやきもちを焼いたユウェンは、いつもの悪いくせで2人の会話をちゃかし始めてしまう。空気を読んだトムは、ロシェルに勉強を教えてもらおうとしに行くが、ユウェンの行動にがっかりしたテイラーは彼への気持ちが冷めてしまった。

険悪ムードで迎えた試合当日、ロシェルが不在のため、テイラーが代理でキャッチャーポジションに入り、ユウェンとバッテリーを組むことに。ユウェンは励ますどころか暴言、そして暴投を繰り返し呆れたテイラーは試合を放棄してしまう――というバッドエンドとなった。

似た者同士だと思っていた2人がユウェンの嫉妬を機に、修復不可と言っても過言ではない状態までこじらせてしまう、恋物語に胸が苦しくなった。

さらに、勉強に苦戦するトムの登場や試合時にロシェルが不在といった、過去のストーリーとつながるシーンもたくさん登場したことで「ここが繋がるんだ!」と、同じ時系列だからこその発見を楽しむ視聴者の声も。

第3、4話で描かれた娘と母の物語とは異なる切なさも多く表現されており、「小心者なのを隠して虚勢を張るユウェンの振る舞いが痛々しくて切ない」「バッドエンドになってほしくない」「最後どうやって繋がるんだろう」「回を重ねるたびに好きになる」など、さまざまな声が寄せられている。

「ウィン or ルーズ」はディズニープラスにて毎週水曜に2話ずつ最新エピソードを配信中。

◆文=suzuki




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