スナックの現役ママが明かす「プライベートでも会いたいと思われる客」の特徴4選

大谷麻稀

スナックの現役ママが明かす「プライベートでも会いたいと思われる客」の特徴4選

3月7日(金) 6:51

提供:
東京の上野でスナックを営む大谷麻稀です。会社員を辞め、未経験の水商売で独立してから早2年。日本屈指の飲み屋街で、昼も夜もさまざまな人間模様を見てきた私が、今夜のお酒がちょっぴり美味しくなるコラムをお届けします。

「俺、キャバ嬢と友達だから」と自慢げに話す人ほど、実はお店の女の子たちにはしっかりお客様認定されているもの。

食事に行けたと思えば、それはもちろん同伴。店に着いたら高額シャンパンをせびられ、おろさなかったら二度と食事には応じてくれない……。一方で、店に行ってすらいない日の深夜2時、「今から飲まない?」と、アフターでもないのに女の子のほうから誘われる人もいる。

スナックやキャバクラの女の子と親しくなるには?

私のお客様の中には、多いときで週3回もキャバ嬢からアフターに誘われ、その子が結婚して引退した後も旦那さんやお子さんに会わせてもらい、10年以上の付き合いを続けている方もいます。決して若いイケメンではありません。現在65歳のおじさまです。

夜のお店に通う理由は人それぞれですが、せっかくお気に入りの子を見つけたなら、その場限りではなく長い付き合いをしたいもの。有名キャバ嬢の自伝やYouTubeにも、長年付き合いのあるお客様とのエピソードはよく登場します。

では、スナックやキャバクラの女の子と親しくなれるお客様とは、どんな人なのでしょうか?それは、容姿や年齢、お店に通う頻度や使う金額で決まるものではありません。

どうすれば女の子に「プライベートでも会いたい」と思ってもらえるのか。人間関係なので相性もありますが、「これが守れていなければさすがに無理」という最低限のポイントをお伝えします。

①店での振る舞いをスマートにする

この一文、100回繰り返し読んで頭に叩き込んでください。お気に入りの子と仲良くなりたいなら、馴れ馴れしく距離を詰めるのではなく、普通に接することが大切です。

いきなりディズニーや温泉に誘うのは論外。100%キモがられます。距離感を間違えたキモいおじさんに分類されます。普通に笑顔で会話し、普通にドリンクを飲ませてあげ、普通に会計して帰る。逆に「普通ではない」とは、キョドって無口になる、「1杯いただいていいですか?」を断る、会計に文句を言う……などなど。

特別に話が面白くなくてもいいんです。それよりも、いつも穏やかに楽しく飲んでくれるほうが重要です。お店の子と友だちのようになりたいのであれば、すねたり、怒ったり、理由も言わずに不機嫌にならないことです。沸点がわからない、“察してちゃん”とプライベートで仲良くなりたいとは思いません。

また、仲良くなった後も距離感を間違えないこと。「なんで新規の客のアフターを優先するの?」なんて言わないこと。友達のように仲良くなりたいなら、「俺は今度でいいから、新規のお客さん掴んできなよ」と言えるくらいの余裕が必要です。

②太客じゃなくていいけど、ケチらない

「夜の店の女は金を使う男が好きなんだろ」

そりゃそうです。仕事ですから。あなたが働く理由と同じです。ですが、太客だから仲良くなれて、細客だから邪険にされるわけではありません。むしろ、太客になればなるほど「売上を支える貴重な“お客様”」として扱われる可能性も。

お金で好意は買えない。ではどうするべきか?

私の見解では、せめて2回プライベートで遊んだら、1回はお店に指名で顔を出す。シャンパンを入れなくても、通常のドリンクは相応に飲ませてあげる。太客である必要はなくても、「普通のお客様」くらいの金払いの良さは必要です。

③下心を感じさせない

“1発狙い”ではなく、まるで友達のような関係になりたいなら、下心は封印しましょう。

安全な男を演じて距離を近づけたあと、急に豹変してしまえば、問答無用で「キモい」。せっかく仲良くなっても、いや、仲良くなったからこそ、急速に遠ざかっていくでしょう。というか、一瞬で縁を切られるレベルです。

決して酔った勢いで気安く触らないこと。前述の65歳の紳士おじさまは、アフターのほとんどが2人きりのカラオケボックスだったそうですが、10年以上の付き合いで指1本触れたことがないそうです。全男性に見習ってほしい。

④女の子がリラックスできる関係を目指す

そもそも、女の子がアフターや休日に会いたいと思う相手とは、「一緒にいて楽な人」。

お店と同じ気遣いや、常にニコニコ煌びやかな空気を求められると、女の子は「仕事」としてあなたに接することになります。
また、「可愛いね」と過度におだてるのも不要。褒められすぎると、かえって居心地が悪いと感じる人もいます。

女の子が落ち込んでいるときや悩み相談をしてきたときは、程よい距離感で話を聞く。決して彼氏ヅラしないこと!

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この記事に対して「お前にとって都合のいい男がほしいだけだろ」「こっちが金を払ってるのに注文つけるな」とカリカリする人は、そもそも夜のお店の子が仲良くなりたいと思うタイプではありません。永遠に「お客様」として気を遣われる関係のほうが、お互いにとって幸せでしょう。

<TEXT/大谷麻稀(まきぱん)>

【大谷麻稀(まきぱん)】
上野にてスナックを経営する28歳。大好きなお酒にコミットするべく鉄道会社を退職し、ほぼ未経験の世界へ転身。TOEIC910取得。趣味は海外一人旅。

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