名優たちがバトンを引き継ぎリバイバルを続ける不朽の名作ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』本日開幕

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』ビジュアル

名優たちがバトンを引き継ぎリバイバルを続ける不朽の名作ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』本日開幕

3月6日(木) 22:00

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2月をもって再開発のため一時休館した帝国劇場に代わり、東宝が東京公演の場として貸館契約を締結した明治座で、締結後初となるミュージカルが本日3月7日(金)に開幕する。演目は、1964年のブロードウェイ初演を経て1967年に日本初演され、2004年からは市村正親主演により再演が重ねられている『屋根の上のヴァイオリン弾き』。世界各地で頻繁にリバイバルされている不朽の名作であり、『ミス・サイゴン』『ラ・カージュ・オ・フォール』『スクルージ』などと並ぶ市村の代表作のひとつでもある。

市村が演じるのは、帝政時代のロシアの寒村アナテフカで、酪農業を営むユダヤ人のテヴィエ。彼は妻ゴールデと5人の娘たちと共に、貧しいながらも幸せな毎日を送っていた。ゴールデ役を務めるのは、市村をして“最強の女房”と言わしめ、2009年より名コンビと謳われ続ける鳳蘭。そして娘たちのうち、適齢期を迎えた長女ツァイテル、次女ホーデル、三女チャヴァに、美弥るりか、唯月ふうか、大森未来衣がそれぞれ扮する。

両親の祝福がなければ、結婚は許されないのがユダヤのしきたり。だが娘たちが恋に落ちたのは、貧しい仕立屋のモーテル(上口耕平)、革命を志す学生のパーチック(内藤大希)、ロシア人学生のフョートカ(神田恭兵)という、両親からしたら理想的とは言えない相手だった。結婚に必要なのは愛なのか、金なのか。思想や宗教の違いを超えて、人は幸せになれるのか。親の信念を、子供に押しつけるのは良いことなのか。60年以上前に生まれた作品だが、描き出されるのはいつの世も変わらない普遍的なテーマだ。

そして『屋根の上~』と言えば、日本初演からおよそ20年にわたって主演し続けた森繁久彌からバトンを引き継ぎ、1994年から2001年には昨年亡くなった名優・西田敏行がテヴィエ役を務めたことでも知られる作品。亡くなる直前に、帝国劇場のクロージングを記念して刊行された『帝国劇場アニバーサリーブック NEW HISTORY COMING』に収録するためのインタビューで、本作について語っていたことも話題となった。この度の公演を、きっと西田さんも天国から見守っていることだろう。

『屋根の上のヴァイオリン弾き』2025速報PV

文:熊田音子

<公演情報>
ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』

台本:ジョセフ・スタイン
音楽:ジェリー・ボック
作詞:シェルドン・ハーニック
オリジナルプロダクション演出・振付:ジェローム・ロビンス
日本版演出:寺﨑秀臣
日本版振付:真島茂樹

出演:
市村正親 鳳蘭
美弥るりか 唯月ふうか 大森未来衣 上口耕平 内藤大希 神田恭兵 今井清隆 他

【東京公演】
日程:2025年3月7日(金)~3月29日(土)
会場:明治座

【富山公演】
日程:2025年4月5日(土)・6日(日)
会場:オーバード・ホール 大ホール

【愛知公演】
日程:2025年4月11日(金)~4月13日(日)
会場:愛知県芸術劇場

【静岡公演】
日程:2025年4月19日(土)・20日(日)
会場:富士市文化会館ロゼシアター大ホール

【大阪公演】
日程:2025年4月24日(木)~4月27日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール

【広島公演】
日程:2025年5月3日(土・祝)・4日(日・祝)
会場:上野学園ホール

【福岡公演】
日程:2025年5月9日(金)~5月18日(日)
会場:博多座

【宮城公演】
日程:2025年5月24日(土)・25日(日)
会場:名取市文化会館

【埼玉公演】
日程:2025年5月31日(土)・6月1日(日)
会場:ウェスタ川越 大ホール

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/yane/

公式サイト:
https://www.tohostage.com/yane/

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