第97回アカデミー賞(2025)の授賞式が3月2日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、「エミリア・ペレス」で弁護士のリタを演じたゾーイ・サルダナが初の助演女優賞を受賞した。
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【フォトギャラリー】豪華ドレス写真も第97回アカデミー賞の模様ドミニカ系アメリカ人の父とプエルトリコ人の母をもち、幼少期をニューヨークで過ごす。10歳のときドミニカ共和国へ移住、バレエなどのダンスを習う。17歳でニューヨークに戻り、劇団に所属して舞台俳優として出発。2000年、バレエの才能を買われて「センターステージ」で映画デビューを果たす。
「ドラムライン」(02)や「ターミナル」(04)を経て、2009年には人気SFをリブートした「スター・トレック」(09)とジェームズ・キャメロン監督の超大作「アバター」(09)という話題作に立て続けに出演し、大きな注目を集める。「スター・トレック」シリーズの続編「イントゥ・ダークネス」(13)、「BEYOND」(16)、マーベル・シネマティック・ユニバースの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ(14、17、23)にも出演し、「アバター」13年ぶりの続編「アバターウェイ・オブ・ウォーター」(22)でも再びネイティリ役を務めた。
ジャック・オーディアール監督による「エミリア・ペレス」は、メキシコの麻薬カルテルのボス、マニタスが性別適合手術を受け、女性として新たな人生を歩み始めたことから起こる出来事を、クライム、コメディ、ミュージカルなどさまざまなジャンルを交えて描いたドラマ。作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞といった主要部門のほか、撮影賞、国際長編映画賞など12部門で13ノミネートを果たした。
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【人物情報】ゾーイ・サルダナ写真:ロイター/アフロ